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いつもありがとうございます。
ホットケーキを食べて感動した、岩松正史です。
1938年大学を卒業したロジャーズは
ニューヨークの北の湖岸にあるロチェスターの児童相談所就職します。
そこを選んだ理由は大学の学位を収めたとはいえども
当時心理学の学位で就職先を選ぶことが困難だったなかで、
ニューヨークの児童相談所での経験がそのまま生かせる場所だと思ったからです。
その時のエピソードでロジャーズの人柄が
伝わってくるエピソードがあります。
ロチェスターの児童相談所の採用面接を終えたロジャーズは、
なんとその帰りに8500ドルもする大きな庭付きの
小さな家を思いつきで購入してしまいます。
科学的であることにこだわるロジャーズですが、
ここぞというときの決断は非常に感覚的で迷いなく
力強い性格だったことがよくわかります。
ロチェスターの児童相談所に就職した頃のロジャーズの支援のスタイルは、
効果があるものは取り入れ効果がないものを止めるという
非常に合理的かつ、1つの理論にとらわれない柔軟な折衷主義でした。
そして、
12年間児童相談所で過ごす中で30代を超えたロジャーズは
運命を変える大きな出来事に遭遇することになるのです。
ある日、乱暴な子供についての相談に来た母親はとても知的で、
子供に対する愛情不足が問題の原因であることは
ロジャーズから見て明らかでした。
カウンセリングの中でロジャーズは何度も
そのことを洞察するよう試みましたが、結局、
母親自身に問題がある洞察を促すことができませんでした。
12回の面談を行った末あきらめたロジャーズは
これ以上役に立てないことを伝えクライアントを了承し
面談は終了することになりました。
2人は握手をして母親は出口の扉に向かって歩き始めました。
その時、母親が振り返ってロジャーズにこう尋ねました。
「ここでは大人のカウンセリングをしていないのですか?」
「しています」と伝えると母親は席にもどり、
自分の夫婦関係がいかに苦難に満ちているかなど
自分が抱えている問題を語りはじめたのです。
その語り口は明らかにそれまでのケースヒストリーを
淡々と語る物とは異なるものでした。
結果、夫婦関係が改善されたばかりでなく
少年の問題行動も消えていきました。
この経験からロジャーズはどの問題が重要であるか、
そしてどのような経験が深く隠されているか
1番よく知っているのはクライアント自身であり、
セラピストは己の権威を誇示する必要などない。
クライアントが進んでいく道を
深く信頼すべきであることを身をもって体験したのです。
このときの体験についてロジャーズはのちに
「決定的な学習体験だった」と述べています。
これが体験が契機となりその後のロジャーズの指示的ではなく
人を深く信頼する理論の確立へと向かっていくのです。
<お知らせ>
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<<編集後記>>
きのうは妻が留守でして。
小三の息子の習いごとの送り迎えをして帰宅したら
食卓の上に食べ残しのホットケーキがありまして。
まだ、一枚以上残っています。
だいぶ長い時間放置されてる感じです。
家には中三の娘しかいないので
娘が自分のために作ったのでしょう。
そこで、あるいことを思いつきました。
私「このホットケーキ〇〇(娘の名前)が作ったの?」
娘「うん」
私「お腹すいたから食べていい?」
娘「いいよ、もう食べないから」
スマホをいじりながら娘が答えました。
そして私は心の中で「やったー!」と叫びました。
娘が作った手料理を食べるのは初めてなんです(笑)
これは絶好の機会!
「手料理食べたいからちょうだい」なんていってしまったら
思春期のツンデレな娘は拒否るでしょう。
だから、
「残ってるもの処理してあげるよ」くらいのていで行った方が
さらっとOKしてもらえると思ったわけです。
作戦大成功!
パサパサの水分が抜けたホットケーキを
感動しながら食べたのでありました。
料理の味は誰が作ったかによって変わりますね。
今日も妻は不在。
午後からまた息子の習い事の送り迎えであります。
今日もいい1日をお過ごしください!
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