ロジャーズ、ランクとの出会いと影響

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いつもありがとうございます。

オットセイとアザラシの違いがよく分からない、岩松正史です。

1936年頃ロジャースは出身のコロンビア大学に頼まれて
オットー・ランクを講師としたセミナーを開催しています。

ランクと言えばライヒ、フィレンツィと並んで精神分析の
G.フロイトの「恐るべき子供」と呼ばれた代表的な弟子の1人です。

1927年出産外傷説(悩みは出産時に与えられた傷によって生まれる)を
提唱したことによりフロイトから破門され、
以降アメリカに移住し心理学の分野で大きな影響を与えていました。

晩年、ロジャーズはあなたにとっての姿は誰かと言う質問に対して
「オットー・ランクと私のクライアントたちです」と答えていることからも
ランクあるいはランク派の影響の大きさを伺い知ることができます。

ロジャーズが提唱したとして知られるクライエントや共感という概念も
実は1930年代にはランクが既に使っていたというのが定説です。

ランクの心理療法をかいつまんで説明すると、

「人間にはいつも健康や運命、そして自己創造に対する意志と、それを阻害する要因(エゴ)との葛藤がある。その阻害する要因のブロックを外し、肯定的に自由なエネルギーを発動させることがセラピーの課題である。つまりクライアントにとって真のセラピストは自分自身であり、治療過程の主人公は患者自身である」

このように書くとこれはもはやクライエント中心療法そのものではないかといいたくなるでしょう。

セミナーの終了後もロジャーズは、治療関係から解釈を完全に放棄した
ランクの弟子のタフトから指導を受け続けました。

タフトとアレンのアプローチは関係療法と呼ばれ、
過去の経験や分析を放棄し関係性がセラピーの
最大の目的であるということを明確に示しました。

この考えにロジャーズが大きな影響受けたことは間違いありません。

ロジャーズに最も直接的に影響与えた人物をあげるとすれば
それはタフトということになるでしょう。

ランクは派のアプローチとそれまでロジャースがつちってきた
デューイ哲学、キルパトリックの考え方が統合されることで、
のちのロジャーズの来談者中心療法の体系化が進んでいったのです。

参考:「カールロジャーズ入門 自分が自分になるということ」諸富祥彦
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アザラシ、アシカ、オットセイ・・・。

海に住んでいてなんとなく丸っこい生き物だということはわかっても、
細かい違いを訊かれると困りますよね?

そこで気になったので調べてみました。

まず、アシカとオットセイはどちらも同じアシカ科です。

体毛や花の形などに違いはありますが、
どちらも耳たぶがあって、前足がひれ状に長く
前に曲がって伸びているので、
歩いたり走ったりするのに適しています。

一方アザラシは耳たぶがなく耳の穴がむき出しで
前足は小さく手のひら程度なので歩くのではなく、
はいつくばったり、転がった移動がメインです。

そういえば、

水族館に「アシカショー」はあっても
「アザラシショー」があまりないですね。

アシカショーにはオットセイもよく登場します。

一方、アザラシをテレビなどで群れになって
ひなたぼっこなどをしている姿を目にしたりします。

それはたぶん、

舞台上を走り回れるのはアシカとオットセイだからなのでしょう。





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