怒られても仕方ない失敗をしたなら謝って反省するしかありません。
でもあなたの人格を否定するほど執拗に怒る人がいるとしたら、その人自身が何か自分と自分との関係の悪さを抱えているのでしょう。
そしてもしかしたら自分と自分との関係がよくないのは怒っているその人だけでなくあなた自身にも当てはまるかもしれません。
ある人は会社の上司に怒られるとまるで子供のころ父親に怒られているのを思い出して必要以上に緊張してしまうといいました。
緊張すやすくて人間関係が苦手、話すのは苦手だからせめて聴くことくらいできるようになりたいといって傾聴講座に来たという人もいます。
しかしそういう人を見ていると話すことと同じくらい聴くときにも緊張して、何を言われたのかをまったく覚えていられないという人が結構います。
実際、話しかけられると緊張しすぎて大事な話なのに内容を忘れてしまい怒られたという人もいます。
緊張して怒られる。
怒られるからもっと緊張するという緊張のスパイラルにはまっている人もいます。
そういう人に必要なのは聴く練習ではなく緊張を柔らかくするために誰かサポートしてくれる人が必要なのではないでしょうか。
聴く練習はそのあとでいいかもしれません。
緊張しすぎるにはそうならざるを得ない訳が必ずあります。
そこをまず見直してみることをおすすめします。
※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。
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