いつも客観的でいることは大事にしている。
「客観的」は、冷たいという人がいる。
大きない誤解。
客観的は、とてもとてもあたたかい。
客観的とは・・・、
「あなたは、あなたのままでいい」
と認めること。
そしてそれは
「私は私のままでいい」
につながる。
もし、客観的がいけないと言うなら、
「あなたは、あなたのままではいけない」
「私は、私のままでいけない」
という、他者否定、自己否定にそのままつながる。
相手の意見に賛成、同調しなければ、愛を伝えることができないなら、それは本当にフェアでいい人間関係なのだろうか?
自分とは違うことを認める。
自分も人とは違うことを自分に許す。
それが出来てはじめて、本当にお互いを尊重できる関係ではないだろうか?
「めっちゃ心あたたかい他人ごと」
それが「客観的」。
もし相手の姿勢が冷たいと感じるなら、原因は2つしかない。
一つは、それは相手が客観的だからではなく「否定的」「防衛的」にあなたを見ているから。
それを客観的のせいにしてはいけない。
もう一つは、あなた自身が賛成、同調してもらえないと困る・・・。
つまり、相手が自己犠牲をして無理にでもあわせてくれないと、満足できないほど低い自己肯定感の状態にあるから。
他人は自分と違っていいことを認められていない人は、本当は心あたたかない客観的な態度さえ冷たく感じる。
あたたかいふりをして見せるのが、親切ではない。
本当の意味であたたかい気持ちでそばにいたいなら、客観的であることがどうしても必要。
そのことを伝えるために、客観的な態度が認められないあなたさえも受容し共感をする。
それをつづけることで、人は、自分と違うのだと分かり、人は自分と違くていいとわかる。
そして、自分も人と違くてもいいと悟る。
客観的でないと、人と関わるのたびに苦労が多くなる。
こんな私の意見さえ受け入れても、受け入れなくてもそれはあなたの自由。
あなたが私を受け入れても、受け入れなくても。
賛成しても、賛成しなくても、あなたはあなたのままでいい。
私も、私のままでいい。
心あたたかいのが客観的。
とても大切なことです。
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