傾聴の練習に大切なつなげる練習
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いつもありがとうございます。
そろそろスピッツを歌ってみようと思う、岩松正史です。
話を聴いている最中、頭の中はどうなっているかについてのお話です。
傾聴を学び始めて5,6年たったころ
わたしは頭の中でイメージをしながら聴くことを
自分に禁止していました。
理由は、
傾聴は「そのまま」聴くことですが、
頭の中で作られるイメージはすべて、
過去の自分の経験や知識からつくられる
「想像」「空想」「解釈」でしかない
からです。
話し手が実際に見て体験している世界を
そのままイメージすることはできません。
そのように作られたものをイメージしながら聞くことは
(共感ではなく)同感でしかない、
そう思ったからです。
でも、いまはその考えは変わりました。
そもそも話を聴きながら情景を思い浮かべたり
イメージすることを禁止しても無理ですよね。
そして17年傾聴を学ぶつづけたいまは
イメージの中にも傾聴では使ってはいけない
「同感のイメージ」と
傾聴で使える「共感のイメージ」の
2種類があることが分かりました。
傾聴では使ってはいけない「同感のイメージ」とは
以下のようなイメージです。
(※話してがAさんだとする)
・人の話を聴きながら自分の過去の体験を思い浮かべているイメージ(失恋の場面など)
・想像して勝手に前後のストーリーをつけ足したり脚色しているイメージ(きっと、たぶん、〇〇に違いない!)
・Aさんではなく自分がその場面にいるような感じのイメージ(Aさんの立場に自分がなってしまっている)
傾聴で使える「共感のイメージ」とは、以下のようなイメージです。
・Aさんが語っている場面を、そのまま見ている状態(Aさんが主人公として見える状態で)
要するに、
Aさんが語っている状況、Aさん自身が語っている気持ちを
脚色することなくそのままイメージ化して見えている状態なら、
そのイメージは傾聴の共感の時に使えるイメージと思ってもOKです。
・・・でも、
そういわれても、自分に今見えているイメージが
同感のイメージなのか?
共感のイメージなのか?
区別するのはなかなかムズカシイですよね。
なので、
もっと簡単にこう考えてみてはいかがでしょうか?
「いま頭の中で見えているイメージは自分が作り出しているだけのイメージなんだ。Aさんの本当のところは違うかもしれない」
と、自分に見えているモノを疑って・・・というか
修正の余地をいつでももっていさえすれば、
決めつけや思い込みはなくなるのでそれでOKです。
聴きながらイメージが見えることを禁止して
苦しくなっている人は良かったらやってみてください。
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<<編集後記>>
先日ボイトレに行った時のこと。
終了間際に先生がなにげなくいったひとことに「えっ!」と思いまして。
先生「(話の流れがいろいろあって)・・・ハイCまではででてるので・・・」
ハイCまででてる???
たしかボイトレを始めた当初2月くらいのとき
高音域が苦しくなっているわたしに先生が
「ハイCまでは目指して欲しい」
と言われたのを覚えていました。
・・・そうなんだ。
普通に発生していたつもりが
9カ月たったいまハイCは普通に出るようになっていたんだと
自分の変化に初めて気がつきました。
高い声が普通に出始めたなら
そろそろスピッツが歌えるかな???
歌うとあまりに薄っぺらく
なりすぎるのでずっと封印していました。
つぎ一人カラオケに行ったときに歌ってみようかな・・・。
今日もいい一日をお過ごし下さい!
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<岩松正史の著書>
・『その聴き方では、部下は動きません。』朝日新聞出版
・『聴く力の強化書』/4刷 自由国民社