絶望と一言で言っても、
前向きな絶望と後ろ向きな絶望がある。
そう感じるこの頃です。
30歳を過ぎた頃、
Webの会社を辞めた話は時々します。
でも、なんで辞めたかという話は
あった人以外にはあまりしませ。
一言で言うと、
体と心を壊しかけまして・・・。
うつ病にはなりませんでしたが、
一歩手前の「絶望のフチ」におりました。
29歳のとき、それまで新卒から勤めていた
一部上場の会社を辞めました。
どうしても東京に戻りたくて、
給料を半分以下に減らし、
20人足らずの小さなWeb会社に転職をしました。
それまでとは違う世界に
行きたかったんですね。
ところが、
そこでのあまりに過酷な状況に、
入社半年目にしてすでに絶望しまして。
でもそれから1年間。
合計1年半、絶望の毎日を過ごしました。
未来が見えない、どこを見ても
真っ暗闇だったのを覚えています。
その後失業し、さらに
真っ暗闇は暗黒になりました。
生きてる価値が
ないんじゃないかなと思ったり。
でも、そんな私を
拾ってくれる会社がありました。
そこは労働条件が驚くほどよく、
暗黒ではなかったですが、
でも、真っ暗闇は続きました。
なぜなら、転職に失敗して、
夢をなくしていた私は、
何をしたいか?何をやりたいか?見つけられず、
未来が見えない状態は
変わらなかったのでした。
その後、傾聴に出会い、
自分道を切り開いてきて
いまがあります。
・・・
最近、講座のない日は
ほぼ毎日マクドナルドにいます。
発想&集中が必要な大きな仕事を
始めていまして。
家だと集中できないので
だいたい外で仕事をします。
今日も10時間いました。
売上にもそれなりに
貢献していると思います。
家で寝ている時間が毎日4~5時間ですから、
マクドナルドに住民票を移した方が
よさそうな気さえします(笑)。
仕事の方は、もう何日かやっていますが、
全体の20分の1くらいしか
進んでない感じです。
考えなければいけないこと、
処理しなければいけないこと、
作らなければいけないもの。
山のようにあり、
一つ仕事をすると、
新しくやりたい仕事がまた増えて
いつまで、どこまでやったらいいのか
考えると、絶望します。
でも・・・、
今感じている絶望は、
むしろ歓迎です。
なぜなら、
まだ道のりはかすんでいて見えなくても、
その先にある叶えたい
未来が見えているのです。
高すぎる山で上は見えませんし
複雑すぎる道のりは、
どの道が最短距離の
正解もよくわかりません。
前進するにあたり、
目の前をふさいでいる障害物を、
どれくらいの数と時間
処理していけばいいのか、
見当がつきません。
・・・でも、
暗闇でもなければ、
暗黒でもないんですね。
ただ、見たことがない世界に、
戸惑っているだけであります。
ポテトチップスに
カルビーと小池屋の違いがあるように、
「絶望」という種類は同じでも
中身が違います。
(例がおかしいか(汗))
何かを失った(失っていく)絶望は
真っ暗闇で底なしかもしれません。
でも、それに比べれば、
見える絶望は前向きな絶望ですね。
私はそんな前向きな絶望を
「苦楽しい」
(くるたのしい)
と呼んでいます。
絶望にも種類があります。
真っ暗闇の絶望と
見えているけれど
越えられそうにない絶望です。
・・・
受験シーズンが近づいています。
学生さん以外にも
今何か大きな壁にぶち当たって
苦しんでいる方もいるかもしれません。
でも、もしそのあなたが
感じている絶望が、
暗闇の絶望ではなく、
光の中にある見える絶望であるならば
苦楽しさを感じながらでも
コツコツ毎日進んでいけば、
きっとゴールが見えてきます。
私はこの感覚を何度か
過去に味わったことがありまして。
でもこうしていま生きているのですから、
乗り越えられるのは間違いないと
確信して、苦楽しさを
楽しんでいるのでありました。
天は乗り越えられない試練は与えない!
と信じて・・・。
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