野球のバッターは打率3割で優秀といわれますが、
ギャグは2割以上で優秀と自分にいいきかせている、岩松正史です。
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年末に娘は13歳になりました。
2、3歳の頃の娘は、小さな体で
バナナを一気に3本食べるくらい、
バナナ好きな子でした。
でも、いまはバナナはキライだそうです。
4歳の頃の娘は、ピンク色の
服や靴しか着なかったのが、
今では、ピンクは絶対に選びません。
バナナもピンクも敬遠する姿を
昔と重ね合わせながら、
「変わってしまったなぁ」
と思います。
大きくなったら、好みも考え方も変わる。
当たり前のことですから
それが成長と喜ばないといけないのですね。
でも変わることも多いですけれど
中には変わらずにそのまま
残っていることに驚くこともあるのです。
・・・
先日、実家に帰省したときのこと。
いつもお参りに行く神社のすぐ近くに
大きな川が流れています。
お参りのあとその河川敷に
降りて遊ぶのが恒例です
何をするかというと
『シーグラス』探しです。
シーグラスとは、なにかといいますと、
「割れた飲料用などのビンが川の流れで削られたもの」
です。
これが小さい子には、宝石のように
見えて価値があるようです。
最近は、ペットボトル印象が増えたので
ビンのかけらは、これから
増えることはほぼないでしょうから
希少といえば希少ですね。
13歳になった娘は、年に1回
この時だけですが、いまでも変わらず
このシーグラス集めを集中してやります。
私も一緒になって探して、
いいシーグラスを見つけて渡したら
普段ツンデレの娘が喜んでくれました。
その姿を見て思いました。
娘はたしかに昔と変わったのだけれど、
それは、昔あったものが
なくなってしまったのではなくて
いまも変わらず自分の中の
「どこか」には持ち続けているけれど
必要がなくなったから、
昔のピースは使わずにいるだけなんだな、と。
そして、趣味や考え方が
変わったように見えるのは別の
「もっと大切な、あるもの」
が変わらないために必要なことなのだと。
もっと大切なあるモノとは何か?
それは「自分をよりよく生かす」
という人間の根本にある営みです。
一番大事なのはそれであり
表面的な何かが変わることなど、
どうでもいいこと。
シーグラス探しのため
2時間近く河川敷を歩き回っている
昔よりかなり大きくなった娘の姿を眺めながら
自分をよりよく生かす営みが
変わらずあるのだから、
他の物はすべて変わってしまってもいい。
そう思ったのでした。
昨年、中学にあがった娘には
いろいろとハプニングもありました。
でもいままでも、これからも、
娘の見た目ではなく、
よりよく生きようとしている
中身を信じています。
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