傾聴ボランティアの悩みどころ

いつもありがとうございます。

ベイクドチーズケーキの「ベイクド」という言葉に強く反応する、岩松正史です。

昨日から新しい
傾聴ボランティア先に訪問しています。

特別養護老人ホームです。

ここ半年は人数が少ない
1対1でお話が伺える
高齢者住宅に行っていました。

今回はボランティア5名に対して
利用者が15名ほどと多めで、
認知症の方がほとんどの施設です。

1時間の中で同じ話が2、3回
くり返されるだけでなく、
実際私がお会いした中のお一人は、
10回ほど同じ話をくり返されていました。

別のメンバーがついたテーブルでは、
まったく話さない方もいれば
逆に話が止まり様子がない方もいらっしゃって。

同じ人生の先輩方と言えども、
高齢者住宅の方とはだいぶ
関わり方を変える必要がありますね。

ちゃんとした傾聴力がないと
きっと苦労する方がいるのが
よくわかります。

終了後の反省会で参加したメンバーが
どこで1番悩んでいたのか
よくわかりました。

みんなが感じていた特養での
傾聴ボランティアの難しさ。

それは、

傾聴でどう聴くかよりも

「どのように話を切り上げるか」

終わらせ方、切り方でした。

自分があまり困らないもので
考えたことがありませんでしたが、
これからは、

傾聴ボランティア向けの講演会の時は
切り上げ方についてももう少し丁寧に
お伝えしてあげようと思った次第です。

ちなみに

私が切り上げ方に困らない理由は2つです。

(1)深く寄り添う愛率を入れながら聞いているので
2人の会話でやり取りするタイミングができており、
こちらから終了の言葉を入れやすい。

(2)受動的になりすぎず、巻き込まれておらず
聴きながら関われている感覚が常に持てているので
終わらせることに躊躇がない。

前者は、
切り上げ方のスキル。

後者は、
切り上げたら申し訳ないのではないかと思う
自分の中の罪悪感の問題。

この2つが整っていれば
何度も繰り返される話も、
終わりそうにない話も

こちらが必要なタイミングで
切り上げる事はさほど
難しくありません。

傾聴ボランティアをされている方は
聴き方よりも切り上げ方に
切実に困っている方が多い。

新たな気づきであります。

もう一度傾聴の基本をみんなと確認しながら
傾聴ボランティアをつづけようと思います。

<お知らせ>

遠慮なく切り上げられるようになるためには、
まずは深く寄り添っている感覚が
自分の中で持てていないとできません。

深く寄りそう方法に興味がある方は
6月末の平日に開催される
傾聴サポーター養成講座にお越しください。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

今日はこれから東京の京橋で
傾聴ボランティアの聴き方講演会です。

供給に時間が出来たという方は、
今からでも間に合うので
急いで準備をして申し込んでからお越しください(笑)
※予約がない方の入場は出来ません
 ↓
http://bit.ly/2WPfTLM

今日も楽しい一日になりそうです。

今日もいい一日をお過ごしください!




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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