いつもありがとうございます。
ふるさと納税で真空パックのご飯ばかり頼んだ、岩松正史です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1 2人の人が心理的な接触を持っていること。
2 クライエントは不一致の状態にあり、傷つきやすく不安定な状態にあること。
3 カウンセラーはその関係の中で一致しており、統合していること。
4 カウンセラーはクライエントに対して、無条件の肯定的関心を体験していること。
5 カウンセラーはクライエントの内部的照合枠に対して、共感的理解を体験しており、この体験をクライエントに伝えようと努めていること。
6 カウンセラーが体験している共感的理解と、無条件の肯定的関心が、最低限度クライエントに伝わっていること。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1957年にロジャーズが発表した上記の、
「パーソナリティ変化の必要十分条件」の
6つを覚えようということで、やってきました。
<過去の記事>
パーソナリティ変化の必要十分条件の覚え方(1)
「幹→枝葉の原則」
http://bit.ly/2B7JtUe
パーソナリティ変化の必要十分条件の覚え方(2)
「全体理解」
http://bit.ly/2RQmebq
パーソナリティ変化の必要十分条件の覚え方(3)
「数を確認する」
http://bit.ly/2RYr3PY
パーソナリティ変化の必要十分条件の覚え方(4)
「アウトプット1(全体)」
http://bit.ly/2Ge2SpB
今日はその続きです。
一度、全体を口でアウトプットしたら
だいたいどこが楽そうで
どこがしんどそうか体験できるでしょう。
このように「あ・た・り」をつけてから
手を付け始めると脳が動きやすくなります。
ここからが詳細を覚え、
記憶にしっかり入れる作業のスタートです。
よほど簡単な文章があれば
そこから始めてもいいですが
今回は1行目から始めてみましょう。
1行目のみ、口でアウトプットしてみます。
正確にはこのような文章でした。
「2人の人が心理的接触を持っていること。」
ちゃんと覚えようとしなくても
「2人が接触を持っている・・・」
程度、記憶されていたとします。
あとは、穴埋めをすればOKです。
その際、抜けた数(これから覚える数)を
しっかり数えて脳に植え付けてから埋めていきましょう。
「2人【①の人】が、【②心理的】な接触を持っている【③こと】。
カギカッコ【①~③】が、抜けていた部分です。
①~③で一番理解が楽そうなのはどれでしょうか?
(覚えるというより理解する)
例えば私なら③です。
なぜなら、1~6のすべての文章は
「こと」で終わっているからです。
一度覚えてしまえば、すべての文章に
応用させることが出来ます。
「『こと』で終わらせる!」
これでまず一つおしまい。
つぎは①②。
どちらからでもいいですが、
パット見、私なら①を選びます。
理由は「2人の人が」という具合に
「人人」が2個続いているからです。
「人・・・人と二つ続いてるな!」と
納得しておしまいです。
このように実際に覚えるときは、他の部分の情報との
「共通点と相違点、類似点」
を探すと覚えやすくなります。
これで①③は終わりです。
最後②は、まずもう一回文脈を見てみます。
「2人の人が、●●●な接触を持っていること。」
これだけでも十分抜けた●には
「心理的」が合いそうな気もしますが
例えば類似した表現で「心理的接触」
にならないように、念のために保険をかけておきます。
「心・理・的」は3文字、
「心・理・的・接・触」は5文字です。
このように、
「3文字だからだから『心理的』な接触」
数をちゃんと確認すると間違いが減ります。
詳細に覚えるときには,
(1)数の確認
(2)共通点、相違点、類似点と結び付けて覚える
これをやるのがおすすめです。
これは、脳が持つ特徴の一つ
「関連付け(連結)すると覚えやすくなる」
を利用した方法です。
「794ウグイス平安京」などの
語呂合わせが覚えやすいのも
身近な言葉との関連付けを利用した記憶法です。
そして、1文章覚えおわった先に進まずに、
最低3回(自信がなければ5~10回)
暗唱してあいまいなところをなくしましょう。
「文章1は『2人の人が、心理的接触を持っていること』で間違いない!」
と思えるまで口で言います。
確実になったら、2番目の文章に進みます。
やり方は1個目と同じですが、文章が2行3行と増えてきたたら
アウトプットする際に、ちょっとしたコツがあります。
今日はアウトプット時の記憶の定着のコツまで
進もうと思ったのですが長文になってきたので、
これは次回にいたしましょう。
今回のポイントをまとめると
(1)まずアウトプットして、ダイジョブなところと危うい個所の場所と数を確認する
(2)危ういところの単語を見る
(3)パット見て理解できれば、それでおしまい
(4)理解できなければ、前後の文章との共通点、相違点、類似点を探して出来るだけ関連付けて理解する
(5)混乱しやすそうな部分(例:心理的or心理的な)は相違点、
(例:「漢字のみ3文字」o「r漢字+ひらがなの2文字」)に着目し、
「漢字3文字だから心理的」だよねと納得していく。
(6)1行覚えたら確実と思えるまで口で復唱する。
このように文章で書くと、長たらしく面倒に見えますが
実際に1行覚える時間は、1行目であれば
1~2分で終わるでしょう。
手順を端折らないことが大切です。
よかったらやってみてください。
<お知らせ>
イメージ記憶法を初心者が習得できる講座は
3月30~31日、飯田橋で開催です。
↓
http://bit.ly/2hBL8Fi
・傾聴1日講座(基礎) /毎月
・傾聴サポーター養成講座 /毎月
・傾聴心理士養成講座
・初心者のための記憶術
・キャリコン筆記対策講座
・キャリコン面接対策講座
・聴く力の強化書 /4刷 自由国民社
■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)