いつもありがとうございます。
年2回だけ、どうしてもカレーうどんが食べたくなる、岩松正史です。
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一生懸命傾聴をしようとしている人ほど
よくある悩み。
「ただ聴いているだけだと、
このままただ聴いていればいいのか?
だんだん不安になってきてしまう」
そういう方の多くはまじめで、
自分がちゃん聴けてないのが
原因だろうと一生懸命
聴く練習をしています。
ところが、
いくら練習を続けても
なかなか不安がなくならない、
という人が結構います。
その理由は簡単です。
その人は、聴き方に悩んでいるようでいて
その手前のもっと大事なことが
出来ないから悩むのです。
ではそのもう一つ前で
起きている問題とは何か???
「終わらせ方が決まっていない」
から、聴いている最中に
不安になってくるのです。
・・・
旅行に行くならまず
目的地を決めてから
交通手段やホテルを決めますよね!?
つまりゴールが明確になってはじめて
必要なプロセスが決まります。
なかなか思うところにホテルが取れず
苦労することもあるかもしれません。
でもその苦労は、あくまで、
決まったゴールに向かうための
苦労にすぎません。
ところが、
目的地そのものが決まっていない状態で、
交通手段やホテル決めようしたら
どうなるでしょうか???
適当にそこら中に候補になりそうなところに
手あたり次第、仮予約を入れていくような
雲をつかむ感じになってしまいます。
この目的地が決まっていない、
ゴールがない状態がまさに
聴きながら戸惑っている人の状態と同じです。
プロセスに手ごたえがないのは、
あらかじめゴールを決めていないからです。
どの状態で終わらせるか?
相手がどんな話をするかに
よって変わるでしょ?
ではなくて、
自分の聴き方のゴールが必要です。
野球選手だって相手ピッチャが
どんなボールを投げてくるかなんて
わからないわけです。
でも、自分なりの打ち方の
「型」というものがあるでしょう。
傾聴で言うならば、たとえば、
具体的な問題解決や
アドバイスにつなげられないような
話をどのようにして終わらせるか?
その型をもっているか???
モヤモヤした、結論のない話を、
ちゃんと終わらせられる自信があれば
きいている最中も、
そわそわしないはずです。
こんな風にして、
いま自分が悩んでいること(プロセス)は、
原因が違うところにあるかもしれない
(ゴールが決まってない)
と視野を広げて考えてみると
いいかもしれません。
1始め方がスッキリしないのか?
2聴いている最中がスッキリしないのか?
3終わらせ方がスッキリしないのか?
分けてみ考えてみる。
そして、
「もし終わらせ方がすっきりできたと仮定したら、1や2はどう感じるだろうか?」
といろいろな組み合わせで
質問を自分に投げかけて
自分に訊いてみることです。
こんな風にして、
自分の内面を見つめることができれば
問題の解決がすすんでいきます。
つまり、自分に対して
深く傾聴するほど、
問題が解決しやすくなります。
傾聴によるカウンセリングといのは、
それを相手の中でどのように
引き起こしてもらうかを目指して
やっているだけなんですね。
自問自答による、問題の切り分け
よかったらやってみてください。
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