会話の横取り(会話泥棒)への対処法(3)最終回

いつもありがとうございます。

餃子の羽の付け方をマスターした、岩松正史です。

今日は前回の続きです。

↓きのうのBLOG

会話の横取り(会話泥棒)への対処法(2)
http://bit.ly/2GjBzZs

3人以上の人が集まった場面で
会話の横取りを見つけたときに使える、

誰も傷つけずに会話を持ち主に戻す
やり取りの仕方としては以下のようになります。

◆1.会話泥棒したAさんの話を傾聴する ※前回
◆2.関わるタイミングを作る ※前回
◆3.間を作る ※前回
◆4.Aさんの話を受け止める ※前回

今日は5~7です。

◆5.割り込みたくなった気持ちを尋ねる
◆6.割り込みたくなった気持ちを受け止める
◆7.割り込まれたBさんに戻す

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◆5.割り込みたくなった気持ちを尋ねる
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くり返しに続いて
割り込みたくなった気持ちを尋ねます。

「●●なのですね~。Bさんのお話を聴いて、
ご自身の今の話そうと思ったのは
どの様な思いからでしょうか?」

責めるのではなく本当にAさんの気持ちを
分かりたいという姿勢で
尋ねられるかがポイントです。

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◆6.割り込みたくなった気持ちを受け止める
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「そうでしたか。ご自身にも身に覚えがある話だったから、
アドバイスしてあげようと思ったのですね・・・。」

返ってきた答えをしっかり受け止めます。

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◆7.割り込まれたBさんに戻す
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Aさんが「今話した話への理解」と
「割り込みたくなった想いへの理解」を示したら
会話泥棒されたBさんに話を戻します。

「Bさん。Aさんの今のお話を伺って、どう思われました?」

これで、会話泥棒したAさんをせめることなく
Bさんに話を戻すことが出来ました。

まとめます。

1.会話泥棒したAさんの話をしばらく傾聴する
2.割り込みたくなった想いを訊き、責めずに受け止め共感を示す
3.会話泥棒されたBさんに、Aさんの話を聴いてどう思ったか訊く

このようにすることで

会話泥棒されたBさんの
言い足りなかった話が聴けたり、

新しい気付きがあれば、
その子について語ってくれたり、

受け入れられない部分があれば、
それについて語ってくれるはずです。

割り込む理由は以下の2つのどちらかです。

・自分の経験や意見を披露したい
・相手の考え行動を変えたい

会話泥棒しがちな人は
相手の気持ちをよく理解しないまま
自分の想いで覆いかぶせてしまうことが多いため、

的外れだったり、押しつけがましく
なることもあります。

外から見ていて会話泥棒に気づいたら
Aさん同様に、

「Aさんの会話に割り込みたくなっている自分」

にまず気付きましょう。

それができれば、

先ほどのAさんを受け止めてから
Bさんに戻すスキルが使いやすくなります。

自分が指摘したい気持ちに
飲み込まれてしまったら、
それはできません。

(そしてAさんと同じ会話泥棒になります)

「Aさんが割り込んだ気持ちと、自分が今指摘しようと思っている気持ちは同じもの」

そう思えれば
やりやすくなるでしょう。

よかったらやってみてください。

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<<編集後記>>

きのうは春らしい陽気の中、
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そのあと懇親会で
餃子の王将に行きました。

飲み放題+餃子食べ放題付きで
コース料理が約3000円。

餃子好きなのでたくさん
美味しくいただきました。

今日は朝から東京の事務所で
雑誌の取材。

雑誌は傾聴を多くの方に
知っていただくチャンスなので
楽しみです。

張り切ってまいりましょう。

今日もいい一日をお過ごしください!



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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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