傾聴ボランティアで人と出会い自分と出会う

いつもありがとうございます。

お気に入りのヘッドフォンのコードを飼いウサギにかじられてららも怒らない、岩松正史です。

毎月、千代田区にある高齢者施設に
傾聴ボランティアにみんなで行っています。

傾聴ボランティアに行くと
人生御先輩方から戦争の話が
たくさん出てきます。

満州、憲兵、疎開、陸軍、蒋介石・・・。

学生時代歴史の教科書に
出てきたような話を直接聞くことが出来、
それだけでとても勉強になります。

たとえ穏やかに話されていたとしても、
やはり戦時中の体験談は
ツラい経験、悲しい出来事が元となって
語られていることが多いです。

直接的、間接的な表現をもちいて
語られるつらい気持ち、悲しい気持ちを
傾聴ボランティアはしっかりと聴きます。

ときどき、

ネガティブな話題になると
話題を変え逃げてしまう人がいます。

せっかく気持ちが出てきているのに、
ネガティブな気持ちだからとそこに関わらず
スルーしてしまう人がいます。

気持ちを聴くために行っているのに
気持が出てきたら逃げてしまうくらいなら
初めから傾聴ボランティアなど
行かなければいいのです。

災害復旧のボランティアに行けば
厳しい現場にこそ向き合い
立て直しをの手伝いをするのが
ボランティアの役目でしょう。

災害復旧の手伝いに行ったのに、
楽そうな現場を探して、
手伝っている雰囲気だけ体験したいなら
それでは自己満足です。

傾聴ボランティアも同じです。

話しやすい人とだけ話したり、
楽しい話だけしたいなら
ボランティアに行く意味はありません。

楽しい気持ちだけが
気持ちではありません

ツラい気持ちも、悲しい気持ちも
尊重させるべきその人の「気持ち」です。

ポジティブな感情は「いい気持ち」、
ネガティブな感情は「悪い気持ち」という風に
気持にいい悪いのレッテルを
張るのはやめましょう。

ポジティブでも、
ネガティブでも大切な
気持地であることに変わりはありません。

あえて深堀する必要はないけれど
出てきた気持ちはそのまま受け止める。

それが傾聴です。

傾聴ボランティアの良さの一つは
人生の終わりに向かっていく先輩方の姿、

命に係わる過去の経験に触れることを通して
自分を見つめるきっかけを得られることです。

関わりにくさを感じる自分がいるとか、
ネガティブな話題を
避けたがる自分がいるとか。

そういう自分と出会うことで、
人生を考えるきっかけを
いただくことが出来ます。

そして、

こちらが入居者の人生に
ちゃんと触れている感覚を感じられているときは、
きっと相手の方も触れてもらっている感覚を
持ってくださるでしょう。

行けばそれなりに
エネルギーも使いますが
また行きたくなる。

肉体労働や一緒に何かをする
ボランティアとは違う、
他のボランティアには出来ない役割が
傾聴ボランティアにはあります。

人と向き合いながら
自分と向き合うことが出来る。

そんなことに興味がある方は、
お住まいの地域の社会福祉協議会や
ボランティアセンターに問い合わせて、

傾聴ボランティアを
されてみてはいかがでしょうか?

<追伸>
傾聴ボランティアの基礎となる
聴き方の基本中の基本が学べる
傾聴サポーター養成講座

10月12~14日東京開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

最近よく昼寝をします。

9月10月は繁忙期のため
楽しくもあり疲れが溜まる
時期でもあります。

数年前まではただ
頑張り続けるだけでした。

ここ数年は、人間はずっとは
頑張り続けられないことが
よく分かりまして。

休むことも仕事のうちと
思えるようになりました。

このように休んでますというと
大変ですねと言われたりしますが、

実は休んでなかった時の方が
よっぽど大変でありました(笑)。

今の方が楽ですね。

今日から大阪4日間。

たくさんの傾聴サポーターが
誕生予定です。

張り切ってまいりましょう。

今日もいい一日になる予感がします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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