令和のコミュニケーション新常識「サッスル・ハズシ」をしない

いつもありがとうございます。

感情的理論派の、岩松正史です。

有楽町から東京に向かって
京浜東北線に乗った。

席は埋まっているし一駅だから
空いていても座る気もない。

すぐ降りるので扉の一番近い
手すりに捕まって立った。

左横に、抱っこヒモで
赤ちゃんを抱っこしたお母さんが立っていた。

電車動き出した。

すると急に左斜め前に座っていた
サラリーマンが立ち上がり、
(その人の)正面に立っていた
赤ちゃん連れのお母さんに席を譲った。

「どうぞ」

その様子を見て内心やばいと思った。

お母さんは一回恐縮してから、
席に座わ・・・らず、

そのまま立ち続けた。

よくあるいつものパターンだと思った。

そのわずか5秒強いの
やりとりを横目で見ていた。

サラリーマンは立っている。

赤ちゃんを抱っこしたお母さんも
スマホをいじりなら立っている(笑)

斜め前の席は空いたままだった。

サラリーマンは面目丸つぶれだろう。

でも、その原因はサラリーマンにあった。

個人的には私は、
目の前に赤ちゃん連れのお母さんが来たときには
必ずこう聴くことにしている。

「お座りになりますか?立っていた方が楽ですか?」

私は知っていた。

赤ちゃんを抱っこしているときは
座るより立っている方が楽な時があることを。

私自身がそうだったから。

あのサラリーマンは赤ちゃんを抱っこして
電車に乗った経験が乏しいのだろうか?

あるいは経験はあるけれど、
自分は座わった方が楽だったのかもしれない。

でも、

もしあのサラリーマンがイクメンパパだとしたら、
きっと周囲にパパ友、ママ友も多いだろう。

そうだとしたら周囲に、
座る方がしんどいかもしれないくらいの話は
耳にしたことがあるに違いない。

おそらく経験が浅いと推察した。

このように、親切心が
ありがた迷惑になることがある。

お年寄りに席を譲る時にも似たことが起きることがある。

年齢が高いからという理由で
席を譲られてプライドを傷つけられたと感じる人もいる。

なぜ、相手の希望を聴かずに、
いきなり譲ろうとするのだろうか?

訊けばいいのに。

察するはよくハズレる。

相手の気持ちを想像し
察するのはやめた方がいい。

想像も察するのもやめて
相手の気持ちを素直に聴く方法を持っていれば
お互い嫌な気分をせずに済む。

察するのが美徳という
平成までの古い価値観を捨てよう。

「察するよりやり取りする」

これを令和の新常識にしよう。

そうすればお互い嫌な思いをすることが減る。

サラリーマンが立ち上がった席は
次の東京駅に着くまで空きっぱなしだった。

そして私も、お母さんも、サラリーマンも
全員東京駅で降りてこの微妙な
すれ違い劇は幕を閉じた。

<お知らせ>

そのままの自分を知り
相手をそのまま受け止める聴き方を
傾聴サポーター養成講座で知ることが出来ます。

次回は10月12~14日東京開催です。
 ↓
http://bit.ly/2qJDa6f

<<編集後記>>

11月からメンバーで看護師の
大学教授の方が始める
病院における傾聴効果の検証研究に参加します。

昨日は参加希望者向けの
説明会に参加しました。

普段自分が講師をしている日は
食べたあと眠気に反して講義をしていると
頭が痛くなるので研修がある日は基本食べません。

きのうは何がうれしいって、
昼食を食べてもそのあと研修をしなくていいので、
思う存分お昼ご飯を食べました(笑)

いい気分転換になりました。

研修は認知症サポーターの養成講座と
セットになっていたので
認知症サポーター(オレンジリング)も
もらうことが出来ました。

当初集まるか心配していた研究の人数も
十分足りそうですし来月から
教授のお役に立ちつつ新しい
挑戦の始まりが楽しみです。

今日から広島に移動です。

張り切ってまいりましょう。

今日もいい一日をお過ごしください!

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