いつもありがとうございます。
油ギトギトのラーメンを食べたあとに黒ウーロン茶を飲むと罪悪感が少し減る、岩松正史です。
傾聴の協会を設立して4年間は、
カウンセラーの育成に対する要望あっても
かたくなに拒んできました。
でも悩みに悩んだ挙句、
それを今年1月についに解禁しました。
(傾聴心理士講座)
なぜ解禁したかというと
設立以来ずっと聴き上手を育ててきた結果、
多くの方が
「相談されやすくなってしまった」
からです。
前より聴き上手になればなるほど
相談をもちかけられるのに、
相談を受ける方法は習っていないから困る
といろいろなメンバーからいわれてしまいまして。
相当悩んだ末の決断でした。
・・・
話は変わりますが、
最近、その躊躇していた理由を
あらためて思い出す出来事ありまして。
講座に参加くださった公務員の男性は
職場内で相談受ける仕事に
配属になっているそうです。
ここ数年、その方が問題だと思っていることは
相談を受けている側の同僚が
疲弊して参ってしまい倒れていく(る)
ことなのだとか。
もともと1人参っている人がいる。
その参っている人の相談を受けていたら
相談を受ける側の人も参っていく。
それはではメンタル不全の人が
2人になってしまうではないですか。
人々が「そもそも悩まないで済む状態」の方を
広める方を先にしなければ、
カウンセラーの中から参る人が増え、
別のカウンセラーのご厄介にならなければ
いけない人が増えていくだけ。
「カウンセラーを増やせば増やすほど社会がもっと病んでいく」
その悪循環に関わるのがイヤで
カウンセラーの育成に否定的なのです。
悩んでいる人は確かにいます。
今すでにそうなっている人に
支援を提供するのは当然といえば当然です。
でも、
その正しいことすればするほど
どんどん期待とは逆の結果が
強化されて行ってしまいます。
カウンセラーを増やしても
悩む人は減らずますます増える。
ならばそもそも悩まずに済む人の方を
増やすとりくみの方が大切に違いない。
それで協会の主目的は
カウンセラー(のような人)を育てることではなく、
カウンセラー(のような人)がいなくてもいいように、
日常生活の中で、身近な人同士が
聴きあうことで当たり前に
支えあえるようにしようとうことで
「楽に聴ける傾聴法」で身近に聴ける人を増やすために、
「傾聴サポーター」の育成をしているのです。
もともと私は、
聴くスキルを誰かに提供することよりも
聴く人自身が楽であることにしか興味はないのです。
でも、そこにもまた前述のように
聴き上手になると相談される機会増えてしまう
現実がありそっちはそっちで
また矛盾が起きてしまうんですね。
・・・
現在協会では
・悩まずにすむ人を増やすとりくみ(傾聴サポーター)
・悩んだ人に関れる人を増やすとりくみ(傾聴心理士)
この両方で網羅いるわけですが、
それこそ先ほど公務員の方がいうように、
一方で悩む人を自ら増やしておいて
もう一方でカウンセラーも増やしていくみたいな
(タバコのメーカーがタバコと同時に禁煙グッズも販売するみたいな)
おかしなことに自分はなっていないか
ジレンマがいつも心の中にあります。
カウンセラーが増えたら、
社会は本当によくなりますか?
私はよくならない・・・どころか、
余計悪くなる面の方が強いと思うのですが・・・。
あなたはどう思いますか???
<お知らせ>
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その実体験をお伝えしたくて
15年間、傾聴一筋にお伝えしています。
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<<編集後記>>
きのうは終日カフェで執筆活動でした。
気合を入れるときはマックではなく
カフェでと決めています!
集中力や発想力は環境に
大きく左右れると感じているので
気分に合わせて使い分けをしています。
おかげで予想通り
だいぶ筆が進み満足です。
今日は完全休日。
息子と遊びに出かけます。
今日もいい一日をお過ごしください!
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