いつもありがとうございます。
立ち食いそば屋ではうどんしか食べない、岩松正史です。
傾聴を上手にするためには、
どう聴くかを知る前にそもそもどのような
原則に基づいて行われるものなの?
傾聴の原則を理解していなければ
なぜそのような聴き方をするのか
理解することができません。
傾聴の原則は、
「そのままを受けとめる」
ことです。
カウンセラーにそのままを受けとめられることで、
クライアントもそのままの自分を受けとめられるようになる。
そこが分かったうえで傾聴しましょう。
しかしその「そのまま」を受け止めることが
出来ないからこそみんな苦労します。
なぜなら「そのまま」を受け止めるためには、
自分の中にある心のフィルターたち(内的照合枠)を
うまく取り扱えるようにならなければならないからです。
満たされていない自我たちが
それを邪魔しようとします。
傾聴することをよく鏡になるといいます。
それは単に言葉を繰り返す(反射する)のではなくて
カウンセラーから批判、避難されることなく
そのまま受けとめられたという体験と体感をすることで、
今度は自分がしてもらったことと
同じことを自分にしようと試みられるようになり、
自分を批判、避難することなく受け入れようとする
ようになっていくのです。
その順番をちゃんと理解していなければ
傾聴は何のためにしているのか理解できません。
「鏡になる」というのは言葉を反射させる鏡になるのではなく
カウンセラー自身がクライアントに対して、
そのままを受け入れる姿勢を示すことにより、
カウンセラー自身が自分にとっている態度と同じ態度を、
クライアントが自分自身に対してもとりたくなり
伝播する現象が起きるという意味で鏡になっているのです。
ですからカウンセラーにそのままを受け止めようとする姿勢以外のもの、
例えば反論、反感、誘導、分析、避難、推測、決めつけなどが存在すると、
その心のもまたクライアントの中に鏡となってのりうってしまいます。
それでは表面的で形ばかりの薄っぺらな、
コミュニケーションになるだけで役には立ちません。
では「そのまま」を受け入れられる
カウンセラーになるためにはどうしたらいいでしょうか?
カウンセラー自身が
自分のそのままを受け入れることです。
(クライアントの中に起きることを期待していることと同じように)
カウンセラー自身が自分の
そのままを受けとめるようになれば、
クライアントも同じことがしやすくなります。
それを信じているかどうかの問題です。
もしカウンセラー自身は自分を
そのまま受け止めることはできない。
あるいはその程度が浅い。
つまりカウンセラーは自分に対して
傾聴ができないということになるといくら
他の努力をしても本当の傾聴の効果を期待することはできません。
ですから、
傾聴を使った支援をしたい人は
自分をそのまま受け止めるという意味での
「自己理解」を深めることが大切です。
傾聴したい人は日々自分の心をよく観察して、
自分をそのまま受け止める練習をしてみてください。
きっといいカウンセラーになれます。
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<<編集後記>>
きのうはバスツアーに参加して
台北北部の九ふんにいってきました。
千と千尋の神隠しの世界観のもとになったといわれる
味わい深い街並みがある場所です。
街中ならツアーで行動するよりも
一人で動き回りたい方ですが、
九ふんはかなり山奥の海沿いにありまして、
観光地巡りはやっぱりガイドさんがいた方が
歴史的な情報も、地元の楽しみ方も
色々教えてもらえてよかったです。
何よりも九ふんは1年365日のうち、
200日以上は曇りか雨の地域とのことですが、
幸運にも快晴でガイドさんからもかなり
ラッキーだと言っていただきした。
きっと日ごろの行いがいいからですね(笑)。
今日は観光もしつつ当協会の
台湾支部長さんとお会いする予定です。
今日も快晴。
いい一日になりそうです。
今日もいい一日をお過ごしください!
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心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
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