解決を先延ばししたくなる心理

いつもありがとうございます。

左手だとじゃんけんが弱い、岩松正史です。

聴くのが苦しくなる人の中に、
「断れない」人がたくさんいます。

・聴きたい希望よりも立場、役職などから「聴くべき」というべき志向が強い
・聴きたい気持ちは本当にあるけれど、自己犠牲をしてどこまでも底なしに聴き続けなければいけない

と思い込んでいるような人たちです。

そういう人が最も優先して
身につけなければいけないスキルは

傾聴力・・・ではくて「断り力」です。

・表面的な問題(表向きの主訴)・・・聴き方を改善して乗り切りたい
・本質的な問題(根っこの主訴)・・・断れない自己

本質的な問題を残したまま(残すために?)
表面的な問題にアプローチをしても無駄です。

いずれ行き詰ってしまいます。
(すでに行き詰っているかもしれません)

「私はなぜ聴き方に興味があるのだろうか?」

自問してみてください。

そこにもし

「断れない自分」がいるのだとしたら、
その問題を覆い隠すために(アドラー心理学でいう目的論)、
より楽な方法でやりすごそうとしているのかもしれないと
自分を疑ってみましょう。

一見、問題解決を目指しているように見えて
実は問題を先送りにしてより深刻化させているという
心理は誰にでもよく起きることです。

そういう「目を背けたい」自分というのは、
人から指摘されるよりも、自分で自分の中を見つめて答えを探した方が
より安全でより深い気付きと学びを得ることが出来ます。

「自分への傾聴力は人へも応用することが出来る。でも、人に傾聴ばかりしていても、それを自分に適用するのは困難」。

いずれ人への傾聴力も身に着けるにせよ
まずは自分の心をちゃんと聴き
自分を受容し共感する自分への傾聴力を身につけましょう。

自分に傾聴できる人こそが、真の聴き上手になれます。




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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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