傾聴ボランティアとして活動する人や団体の数の想定

<出版記念講演会in大阪>
2月29日(土)14時(梅田)
http://bit.ly/2PtCsEB


いつもありがとうございます。

きのうは夕方6時半まで「土曜日」と勘違いしていた、岩松正史です。
※実際は月曜日でした(汗)

傾聴ボランティアはもともと1970年代
カルフォルニア州の終末期医療の施設で行われていた活動を
1990年代に日本のNPOが取り入れたといわれています。

問題を解決していくのために聴くのではなく、
人生の最後のときに備える人たちにただただ寄りそう。

聴くことで支援する活動です。

現在、日本における傾聴ボランティアの
状況を正確に把握した資料はありません。

正確にはどれぐらいの人数、
団体が活動しているかは不明ですが、
傾聴ボランティアの多くは
各地域の社会福祉協議会(社協)や
ボランティアセンターに登録されています。
(ボラセン)

社会福祉協議会は現在、
全国に3364箇所のがあります(平成15年内閣府)。

例えば、個人的に確認できている範囲だと、
私の勤務先がある東京都千代田区だと5団体、
東京都北区は12団体以上、
町田市は20団体以上の傾聴ボランティアグループがあります。
(2018年現在)

仮に社協やボラセン平均で10団体ずつ存在し、
各団体に10名ずつメンバーがいたとしましょう。

すると33万人の傾聴ボランティア
経験者がいる計算になります。
(3300×10×10)

実際には社共やボラセンに登録せず
活動している団体や個人の方もいるので、
これはかなり控えめな計算です。

※社会福祉協議会の概要(内閣府)
http://www8.Cao.go.jp/kisei/giji/008/3-1.html

ざっくりとした計算ですが
実際にはその3倍はいると仮定してみると、
100万人ぐらいの人が傾聴ボランティアをしている。

あるいはしたことがある経験者だと想定されます。

私が傾聴をお伝えし始めた2005年、
傾聴という言葉すら社会でまったく知られていませんでした。

ネット書籍販売のサイト
Amazonは当時からありましたが、
当時検索をしたら傾聴関係の
本は5冊しかヒットしませんでした。

それが2019年2月現在
450冊を超える傾聴に関する本がヒットします。

まさに傾聴ブーム、
傾聴ボランティアもブームです。

傾聴ボランティアが増えている要因はいくつか考えられます。

・高齢化が進みニーズが増えている
・高齢者施設が増え多様なサービスが必要になっている
・元気に動ける団塊世代が大量に引退をしたことで男性もボランティアを始める人が増えた
・社会や大企業にもボランティア活動の意識が浸透しつつある

※社会福祉施設等調査(厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/23-22.html

老人福祉施設の数
昭和60年 4610
平成29年 158558

必要とする人とやりたい人の両方が増えている。

これが傾聴ボランティアが人気の理由の一つです。

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■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)

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