不安や恐怖の責任を他人に押しつけない

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いつもありがとうございます。

そういえばさいきん天気予報を見ていない、岩松正史です。

今回は今旬な話題です。

今回のコロナ騒動は私の仕事にも
影響が大きく出ていますけれど、
店舗型の飲食やサービス業の知人の中には
すでに死活問題になりかけている人がいます。

ウィルス対策の面だけで見れば
自粛が結果的に功奏するかどうかはわからないので
いいも悪いもいいません。

私もまあまあできる対策はしている方です。

でもそもそも基準があいまいな自粛に対して
自粛自粛と大騒ぎしている人たちは、
自粛のあおりを受けて

商売が成り立たなくなる人たち、
人生を失いそうになっている人たちことを
どう考えて発言しているのでしょうか。

そういう人が実際にいることを考えられる心の持ち主なら
もうちょっと言いかたがありますよね。

実はそういう外に向かってわざわざ叫ぶ人たちは、

「わたしはコロナウィルで死にたくないんだ!だからお前らが餓死しろ!」

という自分の中にある恐怖心を
他人に責任を転嫁(投射)しているのです。

でももし本当に自粛したいだけなら
わざわざ外に向かって叫ぶ必要はありません。

自分一人でやればいいのです。

でもなぜか外に向けて大声を上げる。

その事実こそが投射の証拠です。

でもそういうと反論してきます。

「私は年齢的にも健康的にも問題ないけれど、高齢者や基礎疾患がある人のためを考えて言ってあげているんだ!」

と世のため人のためを主張し始めます。

でもこれもまた自分の中の恐怖から目を
背けるための投射であり、
メサイヤコンプレックスでしかありません。

「自分は人の心配をしてあげられるほど余裕がある人間なんだ」

と思うことで実際には自分もその渦中にいるという
現実から心の目をそらし平常心を保とうとする心の動きです。

先日マスクを売っていないのはけしからんと
ドラッグストアーの店員さんに詰め寄るような
人がいるというニュースをみました。

それも投射の典型的な例です。

投射の心理は無意識で起きるので、
なかなか自分で気付くことは困難です。

でもこのBLOGを読んでいま気づいた人は
ぜひ人にいろいろ言うのはやめて
自粛したいなら自分だけしましょう。

詳しいことはわかりませんが一説によると
いますぐワクチンが開発されても実用化されるためには
一年半ほどかかるという話もあるようです。

それが事実なら自粛を気にする方は
どうぞ徹底的に自粛していただい
一年半自宅にこもっていてください。

もし自分もそこまでできないと思うなら、
結局個人の解釈の範疇で動くわけですから、
自粛をほどほどにしている人を責めるのをやめましょう。

また自粛により生活を破壊されている人もいる
という前提にたった言動にかえましょう。

非常時ほど心の成熟度が試されます。

自粛は文字通り自分でやるもので、
人や社会の圧力により強要されるものではありません。

強要るする必要があるなら国が
緊急事態宣言を出せばいいだけのことです。

人間関係の問題の多くは自分の感情の責任を
他人にとらせようとすることが原因でおきます。

逆に自分で自分の感情の責任を
自分とれるようになると自信がつきます。

私自身も含めて、
自分の中にある不安や恐怖の責任を他人にとらせようとせず、
自分の心を保有する良心をもった人間でありたいものです。

それは賛成派の人も反対派の人も同じです。

自分の感情の責任を他人に
押し付けるような人にはならないでください。

それが困難の中をみんなで生き抜く秘訣だと思うのです。

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<<編集後記>>

きのうは自宅待機中の息子がなにやら
勉強をずっとしていまして。

聴くと今日は終業式で学校に行くのだとか。

このコロナ休校の前に宿題を出されたそうで。

それをこの2週間まったくしていなかったので
あわててやっているだけでした。

一年前の今頃はまだ字を書くのもおぼつかなかった息子が
いまで作文を書いているので
微笑ましいですね。

息子は作文が苦手なので
インタビューをして10分で書いてあげました(笑)

私は作文は得意です。
(小1のとき娘を作文コンクールで入賞させた実績もあります!(笑))

今日から大阪。

今日もいい一日をお過ごしください!




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