先日、記憶力対決のテレビ番組制作の協力で
番組作会社にいったときのことです。
テーマは「神経衰弱」だったのですが、
番組として面白おかしくするために、
変則的な神経衰弱をなんパターンか試しました。
その中に、
はじめ52枚のカードをすべて
表向きに置いておいて、
5分間で出来るだけ覚えてから、
すてのカードを裏返してあてていくという
のを試しました。
一生懸命覚えようとしたのですが、
表を向いているトランプは、
スペード、ダイヤなどのマークと
数字が書いていあり、
色もマークの配置などデザインも様々で
彩り豊かですから、
覚えやすくなるどころか情報過多で
逆に脳が混乱して覚えにくくなりました。
そして、
カードを裏返しにした瞬間、
見えていた全ての情報が失われて
それまでカード上に見えていた
イメージがすべて消えてしまい、
ほぼ全部忘れてしまったのです。
・・・
旅行でも、食事でも、買い物でも、
選択肢が少なすぎるとつまらないものですが、
多すぎても選びにくくなりますよね。
インターネットやスマホが普及した現代では、
わからないことがあったらすぐに調べられます。
これはとても便利で私もよく使いますが、
買い物をする時にはあれこれ見ているうちに
者が多すぎてだんだん
どれを選んだらいいかわからなくなってしまうこともあります。
情報多すぎることは、
脳のかに混乱を生みだし、
集中力、決断力を鈍らせる原因にもなります。
困った時に情報を集めすぎて
帰って混乱することはないでしょうか?
・・・
知り合いの出版コーディネーターの方から
聞いたいた話があります。
出版の順番の鉄則というのがあるそうでして。
ヒット本が出ると次に
類似本がたくさん出ますが、
その後に必ず、逆の意見の本が必ず出てくるのだそうです。
たとえば仮に、
「食事は毎日1食がいい」
という本がヒットしたとします。
するとしばらくしてから
「毎日3食しっかり食べるのがいい」
という本が必ず出るのだそうです。
こうすると本がよく売れるのだそうです。
ま逆の意見が入り乱れているのは、
テレビやネットも同じですね。
情報の多くは一つの考え方を提案しているだけなので、
情報の量が多ければ正解に近づく可能性か増えるとは
必ずしも言えないわけです。
それどころか情報が多すぎるために
かえって悩みごとを増えたりもします。
・・・
チルチルミチルの青い鳥症候群(メーテルリンク)
の話はあまりに有名ですね。
(参考:Naverまとめ http://goo.gl/uYct8O)
素晴らしくきれいな青い鳥を探しに
家の外に探しに行くという物語の結末は
青い鳥は外ではなく自分の家の
鳥かごのなかにいたというのが落ちですが、
悩んだ時ほどほんとうは外の情報を
いったん全部遮断してみませんか。
一般常識としての正解ではなく、
あなたが心情的に納得いく正解は
外にある一般的な正解ではなく自分の中をよく探ることで、
思いもよらないところにあるかもしれません。
外からの情報が多すぎて多すぎて
見えなくなっていることないでしょうか?
私は自宅にいると仕事に家事など
気になる情報源が多すぎるので、
やる作業が決まって集中して
効率が求められる時はいる時は狭いカフェへ。
ゼロからの発想が必要な時は、
空が広く見えるスーパー銭湯によく行きます。
必要な情報を得たり遮断する方法は、
自分の脳(心)の動き方によく注目してみると
わかってきます。
追伸:
9月は傾聴講師トレーニング講座を開催する都合上、
週末の傾聴1日講座はありません。
平日(9月17日)か10月(24日、28日)
にお越しください。
今後の日程一覧
↓
http://goo.gl/dcmCdO
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