「そうだ」でいいか?

いつもありがとうございます。

お気に入りのグッズには、バックアップ用の
予備を買っておきたい、岩松正史です。

・・・

平日の11時過ぎ、
ランチにはまだちょっと早い時間。

大型商業施設の地下にある
レストラン街で
ハンバーグを食べていた。

するとその店の前に、
マダム3人組がやってきた。

店の外(といっても屋内だが)で
メニューを見ながら
立ち話をしている。

「ここにする?」

「いいわよ」

「ぐるっと回ってみてからでもいいけど」

「ここにしましょう」

入店することに決めたようだ。

すると入店前に、
外に貼ってあるメニューを見ながら、
何を食べるか決め始めた

「何にする?」

「ここ有名だそうよ」

「何が有名なの?写真見ると、量が多くて有名なんじゃないの?」

「よくわからないけど、有名みたいよ」

・・・

「よくわからない」時点で
有名ではない気がするけれど、

マダムたちは有名なハンバーグを
食べるために入店してきた。

しかし、

いざオーダーをとるときになると
なんと全員バラバラなものを注文していた(笑)。

入店の動機は「有名」だったのに、
注文は腹具合でバラバラとは・・・。

動機なんていい加減なものだと思った。

・・・

脳は「なんとなく」で
無意識に思い込んでしまうことがある。

確かにハンバーグ屋の入り口には
黒毛和牛を使ったハンバーグが
でかでかと載った

畳半分くらいの大きさのポスターが
店頭に貼られていた。

そして、そこには「何か」で
優勝したかのような、
冠のマークがこちらも
でかでかと添えてあった。

きっとマダムたちも
あれを見たのだろう。

でも、それが何の有償なのかは
よくわからなかった。

先ほど一人のマダムが言っていた、

「ここ有名だそうよ」

の「そう」には
いい面と悪い面がある。

・面白そうだ!は好奇心でいい
・困ってそうだ!は人助けになるからいい

でも「有名そうだ」に始まって、

・大変そうだ
・苦しそうだ
・きっと、そうだ

は、ただ単に物事への
理解をあいまいにして、
思い込み、決めつけになってしまう。

意識的ではなく、
無意識だからなおさら怖い。

「そうだ」には気を付けた方が
よさ「そうだ」(笑)!

・・・

帰りがけレジを打ってくれた
男性店員さんに

「何かで賞をとったのですか?」

と訊いてみた。

すると特に何も賞は
とっていない「そうだ」。

印象というのは怖い。

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