表の主訴より裏の主訴

先日、以下の記事を書きました。

「答えていい質問、答えてはいけない質問」
 ↓
http://goo.gl/AZ19Pg

一度お読みいただいてから、

この記事のつづきを読んでみてください。

答えてあげた方がいい質問なのか?

答えてはいけない質問なのか?

この判断を鈍らす一番の原因は、

相談のはじまり入り口はたいてい

答えられそうな話題から始まるのですが、

実は根っこはなかなか一言では答えにくい

「生き方」であることが多いことです。

・表の主訴=「トイレの行き方」=事柄=イメージして見える。

・裏の主訴=「生き方」=感覚・気持ち=イメージして見えない。

ひらがなにすると同じ「いきかた」でも、

内容はだいぶ違いますね(笑)。

カウンセリングであるならば、

支援をするはずのカウンセラーが、

「感じる」ことより「考える」ことが優位だと、

相手の感情を理解するよりも先に、

頭に見えたイメージにひっぱられて

いきなり解決策を探しはじめてしまいます。

頭の中で「見えた」ものは

方法であり事柄なので、

これは心理的な支援ではなく

やり方の支援になります。

やり方の支援がいけないというのではありませんが、

心理支援をしたいのであれば

やり方の支援とはまた違います。

心理支援をするのであれば頭で考えたことよりも、

心で感じるものを主題にして

支援することになるでしょう。

あなたは、

考える方のが得意ですか?

感じるのが得意ですか?

自分の感情に対する感受性のアンテナの感度が低いと、

当然、他人の感情への感度も低くなります。

「人のことよりまず自分のことから」

他の人の心の動きをしっかり受け止めたいのであれば、

まず、

自分の心の動きをしっかりと

受け止められるようになりたいものですね。

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