問題の本質はそこじゃない

★自分の心の声を傾聴する
「セルフ傾聴ワークショップ」
6月14日(火)20:00
https://note.com/iwamatsu01/n/n3ebb86e5e4f6

★コールセンター窓口業務従事者向け
「疲弊しないための傾聴活用法」セミナー
6月16日(木)19:00
https://note.com/iwamatsu01/n/n739b6630ae36

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◆オンライン傾聴体験会
・6月10日(金)19:30
・6月13日(月)10:00
・6月26日(日)10:00
・7月4日(月)10:00
・7月6日(水)19:30
・7月18日(月祝)19:30
・7月28日(木)19:30
・8月11日(木祝)19:30
・8月12日(金)19:30
・8月22日(月)10:00
https://jkda.or.jp/info/?p=1788
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いつもありがとうございます。
好きな梅干はかつお梅、岩松正史です。

「人生の中で何も成し遂げたことがない」
「大きな成功体験をしたことがない」
「人より秀でていることがない」
「そんな自分に自信が持てない」

どうしたら自信が持てるでしょうか?

そんな相談をしてきた相談者がいたとします。

もし、あなたがカウンセラーなら
この人が自信を持てるようになるために
どんな支援をしますか?

一番まずいのは、

何かが成し遂げられる方向に一緒に考えることです。

なぜ、まずいかというと
この人の悩みを生み出す根っこ(根っこの主訴)は
何かを成し遂げられないことではなく

「何かを成し遂げらえない自分には価値がない」
という自己への認知が悩みを作っているのです。

「何かを成し遂げなければ価値がない」
と思っている人が何かを成し遂げたら、
いっときの自信になるでしょう。

でも、その自己認知にとらわれている人は結局
一つ成し遂げても、自信を保つためには、
つぎにまた何かを成し遂げなければいけないという
不安に駆られることになります。

このような自己に対する条件付きの愛は
とてももろいのです。

この相談者の心理的支援をするなら

「何も成し遂げられない自分も価値がある」

と無条件の愛を持てるように支援しないと
永遠に悩みはつきません。

カウンセラー自身の中に

「秀でている人間にこそ価値がある」
「成し遂げることはいいことだ」

という相談者と同じ、自己への条件付きの愛
という準拠枠があると、どうしても、
相談者の表面的な訴えをそのまま
叶える方向に向かいがちです。

すると何の疑いもなく、2人でドツボには
まる方向性に向かうことになってしまうので危険です。

相談者が表面的に欲しいと言っているものを
そのまま手に入れても、
問題が解決しないことがあるどころか、
余計悪化することもよくあるので注意しましょう。

息詰まるカウンセリングの多くは
条件付きの愛を目指しているところにあります。

カウンセラーは常に、
「その悩みを生み出している根っこにあるものは何か」
に目を向けることです。

それを見つけるヒントは
「無条件の愛」になっているかどうかです。

カウンセラー自身が自分を
無条件の愛でどれほど受け止めているかが
そのままあらわれます。

もしあなたが相談を受ける立場の人なら、
どれくらいあなた自身が自分を無条件に
受け入れているかが試されます。

根っこの主訴は準拠枠が作り出します。

相談者の準拠枠を知りたいなら、
まずカウンセラー自身が自分の
準拠枠に気づいていることが必要です。

自分の準拠枠がそのまま
相談者に投影されていることを知りましょう。

自分を無条件に受け止めることに興味がある方は、
6月14日(火)夜にZOOMで開催する
セルフ傾聴ワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。
 ↓
https://note.com/iwamatsu01/n/n3ebb86e5e4f6

<<編集後記>>

本日6月11日は暦上の
「入梅(にゅうばい)」、
つまり梅雨入りであります。

梅の実が熟して黄色く色づく頃に、
雨季に入ることから「梅」という字が
使われるようになったのだそうです。

昔、農家は梅雨入りの時期をみて、
田植えをする日を決めていたため、
江戸時代に目安として暦の上の入梅を
設けたといわれています。

個人的には、カリカリの小さい梅か
かつお梅がご飯のお供に好きです。

今日もいい一日をお過ごしください!


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