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いつもありがとうございます。
猫は人間をわざと無視していると思う、岩松正史です。
昨晩は一般参加可能の傾聴ロールプレイ
練習会を開催しました。
そろそろ1年になります。
協会のメンバー、常連さん、はじめての方・・・、
今回も40名ほどで安全にロールプレイを
開催する方法を学びながら
聴くトレーニングを積んでいただきました。
終了後の、フリートークタイムで質問をいただきました。
「失敗するのが怖いのですが、ロールプレイの練習はやっぱり失敗しないように上手にやろうとしたほうがいいのでしょうか？」
という質問です。
これをお読みいただいているあなたは、
ロールプレイだけでなく、日常生活の中で
新しい事ができるようになりたいとき、
どのような姿勢で練習に取り組むでしょうか？
今回いただいた質問はみなさんに
通じる質問だなと思いました。
結論だけいってしまうなら
「練習は上手くなるためのものなのだから、失敗するのは当然と思ってやったほうがいい」
ということになるのですが、
もしそのような質問をしてきた方に
傾聴のマインドをもって関わるのであれば
私ならこのように訊いてみたいと思います。
「なにが怖いと感じるのでしょうか？」
「ロールプレイ練習に何を期待しますか？」
「あなたは練習に何を期待していますか？」
「あなたにとって練習の場として使えたらいいなと思いますか？」
冒頭の質問をくれた方のような疑問を
あなたが持っているとして、
このように質問されたら何と答えるでしょうか。
このような自分にとっての意味や価値を問われる質問は
多くの方にとっては答えにくい質問かもしれません。
一般的にどうなのかではなく私という
ひとりの人間にとってどういうことなのか、
「すべき」ことではなくて
「どうありたいか」が自分の中でふに落ちると
練習会の意味が見えてきます。
・・・が、
そういう小難しい話を抜きにして（笑）
練習会の場とは私はこのようにとらえています。
・練習はうまくできないから練習をする場所が必要
・練習するためには何を練習するのか目的が必要
・目的は傾聴練習をするというような漠然としたものではだめ
・今日この時間私は何を課題にするのかと言う個別具体的な目標
そして、
失敗しないことが目標だと
傾聴は一向にうまくなりません。
なぜなら、
練習すると必ず失敗するからです。
失敗する自分にちぇんと出会ってからでないと
失敗しないようになれないからです。
極端な言い方をすると練習とは
「失敗する自分に出会いに行くこと」
なのです。
そして、
失敗する自分に出会うからこそ上手になっていきます。
ロールプレイ練習の練習をするということは、
聴き方を練習すると同時に、
うまくできない自分との付き合い方を練習しているのです。
うまくできない自分の心の声を聴き、
自分とうまく付き合えるようになるほど
聴く練習もはかどるようになります。
練習とは、失敗する自分に出会いに行くことであっても
それでも練習しようと思うのか？
うまくなりたい気持ちはどこから来るのか？
とあわせて、自分の気持ちを訊いてみてください。
失敗を恐れるということは、
上手くなりたいわけもきっとあなたの心の中にあるはずです。
あなたは自分に出会いたいですか？
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＜＜編集後記＞＞
「やめなさい！」
「どいてください」
・・・わが家の猫にそういっても
言葉がわからないからか
全くいうことを聞いてくれません。
ところが、
「チュール」
と一言いうとニャーニャーいいながら
興奮気味に迅速に私のもとにやってきます。
チュールとはチャオチュール、
猫が大好きなおやつです。
なんだ・・・言葉わかってて、
ふだんは無視してるだけなんですね（苦笑）。
ちょっとムカつきます（笑）
今日もいい一日をお過ごしください！
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