寝起きの娘に「同感」したら怒られました。その理由とは・・・

小学生の娘が朝、

「眠い~」

と、言いながら起きてきました。

そこですかさず私が、

「お父さんも~(眠い)」

と同感していったら、

「そんなこと聞いてない!」

と怒られました。

なぜ、怒られたのでしょうか?

たぶん、

同感したのが私でなく

友達だったら怒らなかったのではないでしょうか。

娘「眠い~」

友達「ねー。眠いよねー。学校行きたくないねぇ」

娘「マジめんどくさい。学校休んじゃおうか」

・・・

こんな感じになるのではないでしょうか(笑)

これは、

その言葉を「誰が言ったか」の違いであるとともに、

「何を思って言ったか」

の問題なのです。

娘が言った「眠い~」の一言に

含まれている本当の意味(主訴)は

「学校に行きたくない」

「学校、面も臭い」

だったのです。

だから、

同じ立場の友達なら問題なく同感できます。

でも、

私と娘では立場が違います。

私が言った

「お父さんも~(眠い)」

には、

「お父さんも眠くて仕事したくないけど
 するんだから、お前もつべこべ言わず学校に行け!」

という意味が含まれていました。

その本当の思いが娘の無意識に届いたから、

娘は怒ったのでしょう。

言葉が同感的であるかが問題なのではなくて、

言葉に込められた意味が届くのです。

・・・

つらい体験を誰かに相談した時に相手から

「すごくよくわかる。その気持ち」

と、言われて

うれしいもあれば、

「わかってたまるか!」

と、反発心をもつ時もあるのも同じことです。

表出した言葉そのものではなく、

そこに込められた意味や思いが届くのです。

意味を聴きとり気持ちにそった言葉が返って

はじめて人は理解されたと感じます。

いかがでしょうか?

あなたが普段発している言葉は、

どうなっているでしょうか?

表出している言葉は

「あなたのためを思って言ってあげているだよ」

でも、

その内側に、

「私の言うことをきけ!」

と、自分に賛同させたい気持ちだったり、

「そんな風に考えるな!」

と、相手をコントロールしたい気持ちが

込められてはいないでしょうか。

親切のように見えて実は自己満足。

…なんてことにならないためにも、

コミュニケーションはいつでも表裏なく

誠実でありたいものですね。

・・・

ちなみに、

いちおう補足しておきますと、

寝起きの娘に

「お父さんも~(眠たい)」

と、言ったのは、

娘を茶化すためわざと言っただけで、

仕事がほんとうにイヤなわけではありません。

私は仕事が好きなので、

誤解されませんように(笑)

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