主訴の理解は〇〇でする

イベント「子供の傾聴」ワークショップ(4月25日)
https://note.com/iwamatsu01/n/ne1938d530793

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いつもありがとうございます。
体重計には服を着て乗る、岩松正史です。

以前、講座内でロングセッション
をしたときのことです。

家族の事についての話を
45分ほど聞いたのですが、

いろいろ複雑な思いがありそうなことは
なんとなくわかっても「つまり」何がそう言わせているのか
「主訴」がしっかりつかみとれなくて。

家族に対して不満のような、悲しみのような、
怒りのような、憂いのような・・・

そんな思いが語られ続けるのだけれど、
何がそのように言わせているのか・・・

訴えたいのかどうかがよくわかりません。

そろそろ時間だし、どこかでクローズに
していくしかないかなぁ

そんなふうに思うけれども
何か心残りが何かある・・・

何かが掴みとれていない、
でもすぐそこに何かある気がする・・・

もしその感じさえわかれば、
あと15分あれば、まだセッションは
十分に進められるし・・・

そんな風に留まって、もう一度、
その方が語っていた感じ方についての言葉を、
自分に落とし込むように、つぶやき、繰り返し、
確認しながら、

その人が感じている「つまり」の感覚が何なのか
もう一度、軌跡をゆっくりと落とし込んで
復習していきました

すると、ふと、
内側にある感じがひらめきまして

それは、

先ほど語られていた他者に対する
多様な、不満感情ではなくて

もう2度と取り返すことができない、
何とも言えない、生きているのに人生が終わってしまったような、
絶望のような感覚が湧き上がってきたのです。

その思いを、自分の感覚にずれないよう
丁寧に伝え返してみました。

話し手とのやりとりも踏まえながら進めていると
そのような、何とも言えない思いに
ならざるを得ないのは、

その人の中に

『昔のように家族と過ごしたい』

という願いが叶っていないからだ
と言う思いがわかったのです。

その方が、本人も無自覚のまま
必死に訴えていたことは、昔のように
家族と過ごしたいという願いがまずあり、

それが叶わぬ状態になってしまったように感じ、
他人への不満のような形をとって
表現されていたのです。

その人の主訴は、他者への不満ではなく、
自分の人生が台無しになってしまったような
感覚によるものでした。

そして、

他者に不満への不満や
自分への台無し感を感じるような方向に
向かわせざるを得ない「自分」と言う存在が
またその根っこにあったことがわかったのです。

・・・

今回なぜ、この話をしたかといますと、
傾聴している人なら誰でも知りたい「主訴」は
聞き手が体で「感じて」やりとりしながらでなければ
決してわからないということをお伝えしたかったからです。

例えば、

手元にクライアントの状況についての説明が書かれた
長い文章があったとき、そこからは本当の主訴はわかりません。

もし主訴が会話の中に「隠されて」いてそれを
「発見」すればいいのであれば出来るでしょう。

でも主訴は外から眺めて探し出すものではなくて、
その人の中にまだ形作られていないけれども、
でも存在している「何か」の要素が

対話という刺激により化学反応が起きて
「創りあげられる」あるいは「発生する」ものなのです。

文章から見えて理解できるものは頭で考えた外側からの理解で、
本当の傾聴で理解されることになるものは
ふたりで感じながら進めることで現れる
内側から理解です。

聴き手は自分の感じ方に「あきらめず」傾聴していくと
聴いていても、感じてるはずでも、でもわからずに悩んでも
内側から湧き出る理解を体験できるようになっていきます。

感じたり感じられないその「感覚」の中に身を置く
傾聴をしていると傾聴が、人がいかに人に優しく、
時に厳しく、でもその人を人として慈しみ、
育て、守ってくれるものかがよくわかってきます。

主訴を頭でなく体で理解できる感覚が少しわかってくると
傾聴は愉しくて仕方なくなってくると思います。

もう少し本格的に傾聴を愉しみたい方には
感じることに集中→理解の練習がおすすめです。

よかったらやってみてください。

<お知らせ>

イベント「子供の傾聴」ワークショップ(4月25日)
https://note.com/iwamatsu01/n/ne1938d530793

<<編集後記>>

2週間後の健康診断に向けて体重調整中です。

わが家にはたった2000円なのに
16項目も体を測定してくれる
体重計(体組成計)がありまして。

朝それに乗るのが日課です。

体重計に乗る時は必ずパジャマを
着た状態で乗ります。

なぜなら、

パジャマを着た状態で乗った方が、
減量したとき実際の体重が洋服分
もっと軽く(見えるように)なるからです。

一時期64キロあった体重が
きのう夕食を食べた後で61.5kg

パジャマの重さが600gなので、
実際の体重は60.9kg。

あと2週間で59kg台に乗せるのが目標です。

61kgを切ったら、急に体が軽くなりました。
2週間後が楽しみです。

今日もいい一日をお過ごしください!

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