共感のポイントは「分ける」こと

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いつもありがとうございます。
間違えて弁当を作ってしまった、岩松正史です。

共感のポイントは、
自分の感情と相手の感情を
しっかり分けることです。

「え?共に感じるのだから、
 分けるんじゃなくて一緒になるんじゃないの?」

という考えは、間違っています。

「分けるからわかる」のです。

共感という言葉から受ける一般的な印象は、
おそらく一緒に何かを感じている
ようなものでしょう。

それでつい
「わたしも似た経験があるから、わかるわあなたの気持ち」
となってしまうのです。

でもそれは、この本で定義した
「同感」にあたるものです。

「同感」が悪いということではありません。

でも、
同感を軸にして話を聴く人は、
同感できない話を聴くことができなくなります。

そして同感できない話になると、
自分の考え方を相手に
押しつけて説得を始めたり、

相手に無理やり合わせて
イヤな気分になったりします。

傾聴は「同感」ではなく
「共感」することですから、

「あなたの感情はこれで、私の感情はこれ」
という風に、明確に分ける練習をします。

自分と相手の感情の境界線が明確にわかり、
感情的に巻き込まれる
心配がなくなるからこそ、
安心して全力で支えにいけるのです。

自分の感情と相手の感情の
境界線があいまいだと、
巻き込まれやすくなります。

ですから、
似た経験があるときなどは、
かえって要注意なのです。

「自分の親に似ている」
「子供にいつもしてしまっていることと似ている」
「あなたの家のご主人はいい人でいいわね」

こんな風にもし感情的に
巻き込まれてしまったら、
もう聴けません。

話の中で感じられる相手の感情と、
その話について生じた自分の感情とは、
しっかり分けましょう。

共感ができるようになると、
自分の感情を相手の感情と分けて
クリアに見られるようになり、

その結果、自分の感情を
「脇に置いておく」ことができます。

私の場合、話を聴きながら
感じた自分の感情を、
左斜め前に置いている感覚があります。

もし自分の感情がガスや
雲のようにモヤモヤして、
つかみどころがなかったら、
そうしたことができません。

クリアになることで
「これは私の『同感』だから、ちょっと横に置いておいて」
と、扱いやすくなります。

相手と自分の感情を分ける。

自分の中のぼんやりした
感情とクリアな感情を分ける。

分けることで、いろいろなことが
分かるようになります。

出典:岩松正史.「ねえ、私の話聞いてる?」と言われない「聴く力」の強化書(第2版)

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<編集後記>

息子は試験で3時間、
娘は休みと聴いていたのに、

2日連続で朝、
クセで弁当を作ってしまいました(汗)

ドンマイ!

今日もいい一日をお過ごしください!

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