息子が毎日学校に行っているけれど、そんな事は大きな問題ではないと思った理由

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いつもありがとうございます。

仕方ないのでレコーディングを決意した、岩松正史 です。

息子が中二になって以来、
ほぼ毎日学校に行き続けています。

中一のゴールデンウィーク頃から
中二になるまで10ヵ月ほど
行ってなかったと思うと、大きな変化です。

いま専門学生の娘も中学校は99%行きませんでしたが、
娘の場合は、そのさっぱりした様子から
「行かなくてもいいんじゃないか」と思って
見守っていましたが、

日々悶々としている息子の様子から、
「この子は行ったほうがいいんじゃないか」
と思い、

本人も「いけるなら行きたい」というので
1年支援してきました。

口では行きたいと言うけれど、
心と体は行きたくないほうに動くのが息子でした。

中二になる前、欠席が多い子向けの
校長先生との面談がありまして。

その時、息子が
「2年生からは行きます!」
と元気に宣言していた様子を、

心の中では(ホントかよ)と思いながら、
期待もせずいぶかしげに眺めていました。

実際、中二になっても
なかなか起きようとしません。

でも、

本人も起こせと言うので
根気強く起こし続けていたら、
いまでは2分ぐらいで起きるようになりました。

私の中に常にあるのは、
「この子は学校に行ったほうがよさそうだ」
という思いと、

「学校に行かなくても悪いわけではない」
という2つの思いです。

いまでもたまに休もうとしますが、
本当に体調が悪そうなら
休むことは構わないと伝えます。

でも、

前の晩まで夜更かししてて、
朝、体調悪いと言われた時は

「それは、お父さんは認めない」
と伝えて、行くように勧めます。

それに、

「行くor行かない」の二元論にしなくても、
2時間目からでも行けばいいと伝えているので、
実際、2時間目から行くときもあります。

長年、学校に行かない様子を見続けてきて思うのは、
その子は「学校に行けない子」ではなくて、
「学校に行けない『何かがある』子」に見えるのです。

その「何か」は多くの場合、
誰にもわかりません。

本人にもわかりません。

でも、漠然と体で感じられている
感覚が行きたくない何かを示しているのです。

それを「問題点」と見るか、
「生きようとしている命のサイン」と見るかは、

人それぞれの人間観の違いですが、
私には後者のように見えます。

確かに、問題はないほうがいいです。

でも、

心が向かない「何か」があるうちは
見かけ上、問題をなくしたように取り繕ってみても
心が変わらなければ結局、長続きしません。

人は理屈でなく、心で生きている。

だから、

明らかな原因がわからない場合は、
原因探しより、心の理解の方が大切だし、
それしかできないことが、多々あります。

問題を解決したい自分と、
それがうまくできないで葛藤している自分。

自分の心の内側にあるその両方の
「何か」の声に耳をすますことで、
自分の立ち位置が見えてきた感があります。

自分の心の中にある「何か」に耳を傾ける
クセがついてきたら、

息子の中にある「何か」の声にも
耳を向けやすくなった自分がいます。

今朝ネットで、小学生の子供が車の
追突事故で亡くなったニュースを見ました。

そういう命もあるかと思えば、
私が日々問題だと思っていることなど
ささいなことに思えてきます。

でも、

人は、いま目の前にある生活が
当たり前と捉えるので、なかなか
そういう視点は持てませんけどね。

学校に行けないお子さんがいる
家庭の親子さんは、ぜひ

学校に行って欲しいと願いたくなる
自分の心はどこから来るだろうか?

自分の心の感じに耳を傾けてみてください。

確かな答えは返ってこないでしょう。

でも、

それをすることで、子供の心の奥にある
あいまいな「何か」とも
向きあいやすくなるはずです。

自分への傾聴ができると、
人への傾聴もできるようになります。

自分の心に耳のベクトルを少し
向けられるようになったことで

私の私生活はこの20年、
傾聴にだいぶ救われています。

傾聴は人のためにするものという
狭い概念にとどまっているのは
もったいありません。

聴く人をまず楽にしてくれるのが
傾聴なんですね。

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<編集後記>

きのうは月1のボイトレの日でした。

春からずっと先生から
「そろそろ収録しませんか?」と
圧・・・じゃなくて誘いを受けていたのですが、

まだまだ、
向上できる伸びしろがあると感じていたので、
断り続けていました。

でも、最近カラオケで練習していて、
歌っても歌っても成長が感じられないので
これ以上伸びしろないかなと思うようになりまして。

あきらめて収録することにしました。

より完成に近づいた状態で
レコーディングするために練習していたはずなのに、
結局、いつも最後はあきらめてレコーディングを決意する。

いつもこのパターンです(苦笑)。

でも、まぁ、つぎ歌いたい曲も決まってますし、
そろそろいいかな。

今日もいい一日になる予感!

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