生まれ変わったらどうなるか?

一瞬、テーマは重く見えますが、

ただのコンビニ商品の話ですのでご安心ください(笑)

以前このブログで商品広告によくある、

「さらにおいしくなりました」

という表現が好きではないと書きました。

▼「さらに、おいしくなりました!」の心理
 ↓

「さらに、おいしくなりました!」の心理

なぜあの表現が許されるのかと、

ネットで調べてみたら(<暇ですね(笑))、

モニターの人が食べて前の物と比べて

おいしいと言ったらその結果をもって

あの表現にしていることが多いようです。

でも、昔業界にいた経験から勝手に推測すると

すべての商品に一般の人からモニタリングしているか不明で

新しいものと古いものを2つ用意してい

食べ比べを本当にしているのかも不明です。

それに、

もしかしたら開発している社員だけが食べて

おいしくなったといっているだけ

なんてことはないだろうかと、

いつもの勘ぐり虫が騒いでしまうのでありました(笑)。

そんなことを思いながら、

その後もコンビニを観察していて、

最近あることに気づきました。

以前はよく見かけた

「さらにおいしくなりました」

というその表現をあまり見かけなくなったのです。

正確にはあの記事を書いて以来、

一度も見ていません。

かわりに目につくようになったのが、

「生まれ変わりました!」

という表現です。

(みなさんは見かけませんか?)

もしかしたら私のように言葉に細かい人がいて

ご意見でも貰ったのかもしれません。

でもこの最近よく見かけるこの

「生まれ変わりました」

という表現もなかなか微妙です。

「おいしくなった」という個人の感覚とは違って、

リニューアルしたら間違いなく

「生まれ変わった」

とはいえますが、

生まれ変わったからといって必ず「よくなる」とは限らないでしょう!

と思うのです。

私自身、もし生まれ変わることがあったら

ぜひ、もう少しいまより心暖かくなりたいですし、、

誰にでも優しい人間に生まれ変わりたいですし、

なによりもっとお金持ちに生まれ変わりたい!

と、思います(笑)。

でも、

実際生まれ変わってみたら

いまよりもっとひどくなっているかもしれないですよね!?

「生まれ変わる=よくなる(善)」

ではないはずです。

最近は私だけでなく社会全体が

表現方法について注意を払っている中で、

お客さんにアピールしないといけないという

微妙な駆け引きがあるのかもしれません。

生まれ変わったという「事実」だけから

「おしくなった」という雰囲気を

いかににじみだせているか・・・。

と、いう工夫をされているのでしょうね。

でも私のようにその言葉見た瞬間に、

絶対買わなくなってしまうようなひねくれ者もいるわけです。

・・・

そんなことを思いながらでは自分が買いたくなるのは、

どんなものなのかなと自問してみると、

おいしくなったとか生まれ変わったと

商品そのものの変化が伝わってくるものではなく、

「『私が』ここにこだわっている」というような、

作った人の思いが伝わってくるような

そんな商品だったら思わず手が

伸びてしまいそうな気がします。

商品に施されたこだわりではなく、

それを作った人のこだわりでしょうか。

物一つ売るにも傾聴の基本原理と同じ

「事柄より気持ち」

が大切な気がします。

職業病なのかもしれませんが、

事柄ばかりアピールされると、

「もしかして気持ちがないのかな?」

と、疑ってしまう自分がいたりします。

言葉はその人の心を映し出す鏡です。

どんな美辞麗句を並べても、

言葉を発したときに心がないまま発すると、

ちゃんと相手には「心がない」が伝わります。

「何を伝えるか」より、

「何を思って伝えるか」

が相手に届きます。

「言葉づかい」より「心づかい」

を気をつけたいですね。

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