最近ありがたいことに
講座終わったあと参加者の方から、
直接近寄ってきてくれて、
「すごく話し方がわかりやすかったです!」
と言われることがあります。
ありがたいことです。
それはそれでありがたいことでありますが、
自分が話す姿というのは
何度ビデオに撮って見てみても、
欠点ばかり目について恥ずかしいものであります。
以前のわたしは
「いえいえ、とんでもないです。恐縮です」
と、いって謙遜して見せていましたが最近は違います。
「それはよかったです!」
と、素直に受けとってお礼をいいます。
謙遜してみせた昔と、
素直に受けとる今。
昔と今は何が違うのかといいいますと
それは
「自信です」
人間だれしも一つのことを10年もつづけていれば
たくさんのケースに遭遇し、
たくさんの対処法が身につくので、
成長し完璧にできるようになり自信がつくのです。
・・・
と、言えればいいのですが、
そうはいきません(笑)
実際内心はどう思っているかといいますと、
100回やろうが200回やろうが、
同じ人は来ないのでまさに一期一会。
毎回違うので完璧などありません。
日々、改善も向上もさせようと
努力はしているものの終わるたびに
反省ばかりであります。
ですから身につけた自信は、
できるようになった分だけついた自信ではなく、
むしろ
「失敗を許せるようになった自信」
とでもいえるでしょうか。
以前だったら、
出来ないこと足りないことを恥ずかしく思い
「向上しなければいけない」
「改善しなければいけない」
と、自分にいつもプレシャーをかけていた気がします。
誰も責めていないところまで
自分で責めていたような気がします。
ちゃんとしなければと思えば思うほど、
周囲との壁を作り、自分を守のことに精一杯でした。
そして、
失敗したり、他の人から失敗を指摘されたときは、
言い訳をたくさんしていました。
ときには自分のプライドを守るために、
他の人を口撃して自分を守っていました。
最近それはなくなりました。
失敗したときに素直に認めて
謝れるようになった分だけ自信がつきました。
「できない自分を受け入れると自信がつく」
と知っていましたか?
ふつうみなさんは
「何かができるようになったら自信がつく」
と思っているのではないでしょうか。
確かに何かができるようになったときにつく自信もあります。
でもできた時慕えることができない自信は、
次第に慣れてきて、当たり前になったときには
消えてしまう自信なのではないでしょうか。
そして
「もっと、もっと」
と永遠に自分に向上を求めつ受けなければ
保つことができない瞬間で消えてしまう
自信のような気がするのです。
それに比べて、
できないことを受け入れたときに得られる自信は、
つづけるほどに謙虚さや素直さが
増やしてくれる気がするのです。
普通、
謙虚になると自己卑下がひどくなるような気もしますが、
できない自分を受け入れた謙虚さは
自信につながるから不思議です。
この自信はもしかしたら、
向上や改善しなくてもそのままの自分でいればよいと
自分が認めてあげられた安心感から
得られる自身なのかもしれません。
あなたは何かできるようになったら
自分を認めてあげらる人ですか?
それとも
できないときでも自分の存在を否定せず
認めてあげられているでしょうか。
何かできたときだけ自信がもてるなら
もしかしたら
条件付きあるいは期間限定の
自信なのかもしれません。
いまの季節でいうと
そろそろシーズンが終わる
栗のお菓子やデザートのようなものですね。
もう来年の夏には、
なくなっているかもしれません。
(変なたとえですね(笑))
持続可能な自信をつけるためには、
できるほうではなく、
できないほうを素直に受け入れるのが
ポイントかなと思います。
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