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いつもありがとうございます。
ありえないものがなくなった、岩松正史です。

新型コロナウイルスは、
仕事の仕方に大きな影響を与えました。

人に会えなくなったことで、
Zoomを使うビジネスモデルへ
移行せざるを得なくなったのです。

当時、Zoomを使っている人は
ほとんどいませんでしたが、
私はみんなが使い始める3年ほど前から、
Zoomで飲み会を開催していました。

「オンラインで飲み会なんておかしい」と
よく笑われていましたが、
その後コロナ禍でオンライン飲み会は
一気に広まりました。

今となっては、あの時私を笑った人たちには
謝ってほしいくらいです（笑）

一方で、コロナ禍初期には
倒産の危機もありました。

しかし結果的に、オンラインで
全国・全世界の人とつながり、
ロールプレイ練習ができる環境が
完全に整いました。

そして2023年1月、
「24時間365日、好きな時にオンラインで
ロールプレイ練習ができるコミュニティ」を
立ち上げることができました。

「傾聴大学」（※YouTubeとは別）と名付けた
このコミュニティには、

日本だけでなくフランスなど
海外からも参加者が集まり、

現在50名のメンバーで
ロールプレイを続けています。

私はこの練習の場にはいません。

かわりに、オブザーバー役の一人が
進行役を担う方式を確立し、

さらに「練習中に傷つく人が出ないよう、
安心・安全に進める仕組み」も
整えることができました。

その結果、周囲の人の気持ちに気づきながら
関われる、傾聴マインドを持つ人材が
育っています。

2025年で、傾聴をお伝えし始めて
20年となります。

2026年からは、私が大切にしている
次の2つのポイントを軸に、
学びの場づくりを進めていきます。

―――――――――――――――
■ 1つ目
―――――――――――――――

「傾聴の練習で、
誰も傷つかない練習会」

傾聴は“気持ちを大切にする学び”
であるはずなのに、
その場で誰かが傷ついてしまうことが
あってはならない。

参加者全員が傾聴マインドで関わる、
“当たり前に安心できる学習環境”
を実現すること。

―――――――――――――――
■ 2つ目
―――――――――――――――

昔ながらの「ガマン」や「禁止」を強いる、
苦しい学習ではなく、
脳と心の原則に沿った学習法に基づく
傾聴を広めること。

傾聴学習の世界には、

「自分のことは言ってはいけない」
「アドバイスしてはいけない」
「黙って聞かなければいけない」

という“禁止”と“義務”が
多すぎます。

昔の私はそれを真に受け、
「できない自分」を突きつけられるばかりで、
聴くことがどんどん苦しくなっていました。

その後、脳科学に基づく
記憶法・学習法を専門的に学び、
短期間の学習でも成果を出せた経験から、

「～してはいけない」
「もっと～しなければならない」

という教え方は、理屈として正しくても、
脳と心を固めてしまい、
学習を止めてしまうと確信しています。

だからこそ
禁止や義務ではない方法でお伝えすることで、

「わかりやすい」
「今までの疑問が晴れた」

と言っていただけるようになりました。

―――――――――――――――

この2つのポイント、

１．誰も傷つかない、
　　安全・安心な傾聴の学び場

２．脳と心の学習理論に沿った学び方

これらを大切に、これから10年で

「日本一億総・傾聴カウンセラー化計画」

を進めていきます。

まず第一歩として、これまで
協会メンバー限定だった
「傾聴の練習法」を、

一般の方も学べる場として公開する準備を、
年明け早々に進めます。

専門的でなくてもいい。

少しずつ“周りの大切な人の気持ちが
聴ける人”を増やし、
ライトな聴き上手を
日本中に広げていく試みです。

2026年からは、
この挑戦に本気で取り組んでいきます。

年末にお届けしてきた特別連載も、
今回で一区切りです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

2026年を、共に素晴らしい
傾聴仲間を増やす一年にしていきましょう！

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＞＞過去記事の一覧はこちら
https://keicho.info/blog/?s=%E3%82%BA%E3%83%AC%E3%81%AA%E3%81%84%E5%82%BE%E8%81%B4

【ズレない傾聴（１）】傾聴のロールプレイで、初めて違和感を覚えた
【ズレない傾聴（２）】カウンセリングが怖いと思った瞬間
【ズレない傾聴（３）】カウンセリングの学校と決別した決定的な出来事
【ズレない傾聴（４）】傾聴に感じていた、気持ち悪さ
【ズレない傾聴（５）】それでも私が「ズレない傾聴」を手放せない理由
【ズレない傾聴（６）】1年半、傾聴するが怖かった
【ズレない傾聴（７）】世間の「ふつう」と自分の感覚のズレのジレンマ
【ズレない傾聴（８）】「傷ついていない」と言う人たちから見えた本音
【ズレない傾聴（９）】安心・安全なロールプレイの場を作るという挑戦

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＜編集後記＞

年の瀬に、ありえないことが起きました。

「ダウンジャケット」が行方不明なのです。

おととい、3日前、都内に仕事に行くときに
来ていたことは間違いないのですが、

2日前に着ようと思ったら、見当たりません。

仕方ないので、古いもので
代用してしのいでいます。

その日は変わりの上着で出かけて、
その後、家中を探しているのですが
どこにも見当たりません。

3日前、喫茶店に行ったあと
「着ないで」帰宅したのか？

あんな寒い日に・・・ありえない。

私のダウンジャケットの行方
見つけた方は、お知らせください。

今日もいい一日をお過ごしください！