見かけではなく根っこで見る

私の2回転職をしています。

大学を出てすぐコンビニ本部に就職し、

7店舗くらいの担当店に対して

商品の入れ替え指導、

従業員や経費の管理指導をしていました。

その後プログラマに転職し、

Webサイトを中心に作って納品していました。

いまは、

カウンセラーや講師として

人がより良く生きるための

考え方と方法をお伝えしています。

それぞれまったくバラバラの仕事ですね。

20年前にコンビニに入社したことは、

まさか20年後に傾聴の一般社団法人を

作っているなんて思っていませんでした。

「ほぼすべての人の人生はこんなはずじゃなかったでも進む」

というのは作家の曽野綾子さんの言葉だそうですが、

ほんと人生は計画通りにいかないし、

計画通りでなくても生きていられるから面白いですね。

・・・

それはさておき。

一見まったく別々に見える3つの職業ですが、

実はまったく同じことだということに最近気がつきました。

どういうことかといいますと、

「何をしているか?」でみると

まったく別の仕事なのですが、

「何をしたいのか?」でみると

どの仕事も私の中にある

「知っていることを伝えたい!」

という欲求を満たしていることに気が付きました。

正確に言うと、

プログラマに関しては、

その欲求に気づかずに転職してしまい、

失敗をしたのですが(苦笑)。

パソコンの仕事に就こうと思ったとき

なんとなくパソコンを使うことを

やりたいと漠然と思ったのですが、

欲求に気づいていなかったため、

一人で黙々とシステムを作る仕事の方を選んでしまい、

ものすごいストレスを抱えて

結局、一年半でやめることになりました。

でもパソコンで「作る」仕事はストレスしかなくても、

「伝える」ことをはじめたら、

やっていることはほとんど同じでも、

心のエネルギーがわいてくるから不思議です。

とにかく私は、

「知っていることを伝えたい人」

なんですね。

自分の特徴や欲求はちゃんとわかっていないと

人生の選択ミスをしてしまいます。

(失敗して気づくというのもありますけれど)

・・・

傾聴では話し手が最も訴えたい

根っこの気持ちのことを

主訴(しゅそ)

と、いいます。

話している本人は主訴など無意識ですから、

「あんなことがあった」「こんなことがあった」

と、出来事をつれづれなるまま話します。

聴き手はその中から主訴を分かろうとして聴いているわけです。

カウンセリングでは主訴が分かることではじめて、

解決のポイントが見えてくるので、

必要があれば提案やアドバイスを送ることができます。

他人に対してそれをやろうと思ったら、

やっぱりカウンセラー自身がまず

自分について主訴が分かる人、

あるいは主訴に常に関心がある人でないとできません。

自分ができないことを他人に

説得力をもって伝えることは難しいわけです。

ですから、

人と会話するときには表出している見かけだけではなくて

内側にある根っこの思いの部分を

常に意識して見ていくことが大切です。

そうしないと、

他人からも自分からも

「あなた気持ちが分からない人ね」

なんて言われてしまうかもしれません。

主訴を意識しましょう。

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