都合のいい勘違い

わが家には小学生の娘と

保育園に通う息子の二人の子供がいます。

以前からひしひしと感じていることは、

「娘は私によく似ている」

と、いうことです。

見かけでいうと目やツメの形がそっくりですし、

内面も図工や料理が大好きだったり・・・

歌ことが好きだったり・・・

ちょっと神経質で人見知りだったり・・・

血液型も同じで、

まるで小学生の頃の私そのものであります。

「似ている者同士はよくぶつかる」

と、いいますが、

娘とは喧嘩もよくしますし。

それもまた似ているから

許せないからなのかなと思えたりするのです。

息子は妻と同じく片方の目だけ二重で、

ホクロの位置も妻と一緒。

息子と娘の写真を人に見せると必ず

「息子さんはお母さん似で、娘さんはお父さん似ですね」

と、いわれます。

本当にそうだなと思うのです。

世間では、

「女の子はお父さんに似る」

なんてことも言われますしね。

まさにその通りという感じであります。

・・・

ところが、

その思い込みが一瞬にして

壊れる出来事がありまして・・・。

年末に妻の実家に行った時のこと。

たまたま居間に飾ってあった

一枚の写真を見にしました。

女の子が船に乗っている写真です。

それをみてビックリ!!!

なんと、

娘が写っているではないですか!!!

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もうお気づきですね。

写真に写っていたのは子供時代の妻でした(汗)。

15年くらい前、昔に子供の頃の妻の写真を

見たことはあったと思うのですが、

当然、娘が生まれる前のことですし

そんなことは覚えていません。

一瞬目を疑ってじっくりと

何度も見直したのですが、

どう見ても娘と同じ顔立ちで。

その場にいた娘を呼んで本人にも見せたのですが、

本人も「これ私だね」とすんなり

認めてしまうくらいそっくりだったのでした。

「わたし似の可愛い娘」

と、ずっと思っていた思い込みが

一瞬で崩れ去ってしまいました。

複雑な気持ちではありますが、

これはもうがっかりを通り越して白旗降参。

このような話を書くと優しい知人たちはきっと、

「あなたにも似ているところがあるよ」

と、慰めてくれそうな気がしますが、

もうそんなレベルをあっさり通り越して、

とにかくそっくりなのであります(笑)。

娘はもう10歳。

10年間ずっと私に似ていると思ってきたのは、

いかに自分にとって

都合がいい情報だけ集めて、

都合よく解釈していたのかに

気づかされたのでありました。

信じていることなんて、

意外とあてにならないものなのかもしれませんね。

「俺に似ている。俺に似ている」

と、言いつづけていた私の姿を、

いったい妻はどんな気持ちで

見ていたのかと思うと、

ちょっと恥ずかしくなったのでありました。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「思い込みもあるから、あまり断定して強く言わないほうがいい。」

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