コンビニ社員時代のこと。
お店でちょっとしたトラブルの報告をオーナーさんから受けました。
消防署のほうから来たという人が店内の消化器のチェックに来たといい、
「オタクの店舗の消火器の使用期限が切れていて交換が必要だから、新しいのを買うように」
と、指導をされたというのです。
消防署の人がそういうのなら仕方がないということで、その人から数万円の新しい消火器を買ったそうです。
類似の消火器チェックの訪問者が他店舗でも続き、確認をしたら(当然ですが)消防署では消火器の販売などしていないといわれ、ただの訪問販売の営業だったも言う結論になりました。
それにしても消防署を語って営業するとは悪い人がいるものだ・・・、
と怒っていたのですが、のちに最初に報告をくれたオーナーさんから、実はその営業は一言も「消防署から来た」とは言ってはいなかったと言われ驚きました。
消防署からきたではなく、
消防署の『ほう』から来た
と、いったそうなのです。
つまり、
消防署の方角から来たという意味…ね。
嘘ではないけれど本当でもない。
日本語がもつあいまいさにしてやられた感じです。
こういう微妙なニュアンスは、ざっくり大枠で要件だけ聞いてしまうと、ちゃんと理解できないことがあります。
そして、
私たちの日常生活の中で、悪意はなくてもこの手の些細な聞き漏らしが原因のすれ違いは、あたり前におきています。
言葉のはしばしに人の思いはよくあらわれます。
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