言われても困ること

アドバイスされたときに、

相手の方が言っていることはわかるけれど、

受け入れられないと思った経験はありますか?

・・・

先日、通勤に使っているバイクのエンジンの

「かかり」がわるくなりまして。

先日、バイク屋さんにみてもらいに行ってきました。

するとなおしてもらったあと、

会計の時にお店の人から

「ときどき長距離乗ってください」

といわれました。

短い距離ばかり乗っていると、

だんだんとバッテリーの充電が減ってくるのだそうです。

なるほどと思いながらも

心の中で思ったのは、

「それはたぶん無理」

「そういわれても困る」

ということでした。

たしかに生活のなかにおける

バイクのメンテナンスの優先順位を

あげればそれはできます。

でも、バイクは確かにないと困りますけれども

私の人生においてそれの優先順位はかなり下の方なんで、

バイクを一番上には持ってこられません。

バイク屋さんがしてくれたアドバイスは、

バイクを主にすれば正しいのだけれども、

私を主にしてる私にとっては、正しくて

すぐに使えるアドバイスではなかったのです。

もちろん、

バイク屋さんにバイク以外の

アドバイスを求めていもいませんけれど(笑)。

・・・

お伝えしたいのはバイク屋さんが

私の気持ちをわかるかどうかなどということではなくて、

アドバイスのことです。

「何を一番大事にするか?」

その優先順位は人それぞれ違います。

その当然違う優先順位を確認しないで

アドバイスをしても、ほとんど役に立ちません。

そうです。

正しいアドバイスが、相手の役に立つとは限りません。

「アドバイスされる側の人の」

心のエネルギーの「強さ」と

どちらを向いているかの「方向」。

この両方が一致するアドバイスでなければ

本当に役立つアドバイスはできません。

生きたアドバイスをするためには、

方法や状況を考えるよりも、まず

何に対して心のエネルギーが上がり、

何に対して下がっているのかを

聴きとってからしないと効果は期待できません。

それが、

「悩みを聴き受け止める」

ことであり、

「願いを聴くということ」

であります。

普段私たちは頭の中で状況をイメージして

話を聞くというクセがありますが、

残念ながら「悩み」も「願い」も「心」であり、

頭で思い浮かべるのではなく、

聴いた人自身が心で感じなければ理解ができないので、

いつも通り話の会話のつもりで聞くだけでは

相手の気持ちは決してわからないし、

気持ちをわかっていない相手にアドバイスしても

効果がない(うすい)ということに

なってしまいがちです。

物の相談と思って聞くのか?

それをやる人の相談と思って聞くのか?

聴く耳の使い方により、

アドバイスの内容も変わりますね。

そして後者ができる人のことを

「コミュニケーション能力が高い人」

と、いうのではないでしょうか。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「方法をわからせたのか?気持ちをわかりたいのか?」

・・・

そんなことを思いながら、

どうにか3カ月以内くらいなら、

そのアドバイス通りしてみようかなと

落としどころを探し出したのでありました。

・・・

アドバイスしたとおりに相手がすることなど皆無。

「言った通りには、ほぼ実行しないだろう」

くらいに思ってアドバイスした方が、

こちらも心穏やかにいられますね。

相手が言った通りにしなかったときに腹が立つのは、

相手の行動の問題ではなく、

こちらが蔑ろにされて自尊心が傷ついたという

こちら側の心の受け止め方の問題だったりします。

自分の問題と、自分の問題は

しっかり分けた方が人間関係やよく保てそうですね。

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