~傾聴ボランティアをするなら、沈黙力をつけましょう~ 著書「聴く力の強化書」原文より抜粋

色々な傾聴ボランティアがあるでので一概には言えませんが実際私が関わっていた傾聴ボランティアでは、そのフロアにいるすべての人にボランティアが順番についていってすべての人と関わっていくことがあります。

話したい人もいればそうでない人もいます。
話したくないと言ってもらえればその場を立ち去ればいいのですが、中には話は苦手だけれど誰かそばにいてもらうのは歓迎と言う人もいます。
シャイでさみしがり屋の人もいます。
そういう時会話は弾みません。
そういう方にとってはそばにいるということ自体がそのままを受け止めることになります。
そんな時に沈黙への耐性がないと困るのです。
そこで無理に話を弾ませようと話し続けてしまう人がいます。
すると問題が起きます。
「おばあちゃん、窓の外見てお花がきれいだね」
「・・・」
「今日は天気が良くてよかったね」
「・・・」
「お昼ご飯は何を召し上がったんですか?」
「・・・」
気持ちではなく事柄の一般会話です。
初めて会った人と多少この手の一般会話があるのは自然なことでしょう。
でも最初から最後まで何か話をしなければとずっと話しかけ続けている傾聴ボランティアの人を見かけることがあります。
外から見るとどっちが傾聴ボランティアをしているのかわからないこともあります。
仮にうるさいと思っても自分の子供か孫くらいの人が一生懸命してくれているのだからと、だいたいはおじいちゃん、おばあちゃんの方が気を使って黙って許してもくれます。
でも傾聴ボランティア話しを聴き過ぎて疲れてしまう年配者もでてきます。
中には「うるさい!」と怒られてしまい落ち込んでしまった傾聴ボランティアもいます。
話しかけること自体が悪くはないのですが、話さずにはいられなくなるのは問題です。
聴く人には沈黙への耐性、沈黙力が必要です。

※原文からの抜粋なので、書籍とは内容が異なります。

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