察するより訊く

「席を譲ってよいものか?」

以前は電車の中で子供を抱っこしてる

お母さんを見ると悩んでいました。

席をゆずることはやぶさかではないです。

でも、席を譲って欲しくはない人も

いることを知っているからです。

我が家に子供気生まれる前は、

「どうぞ!」

とストレートに伝えていたのですが、

すると、

8割くらいの人は

「ありがとうございます

と、感謝して座られるのですが、

残りの2割くらいの人は、

申し訳なさそうに、

「いえいえ、大丈夫です」

と、断るんですね。

「次の駅で降りますから遠慮せず」

と言っても

座らない人がいるのを見て、

以前の私は

「借りができるわけでもないのに、なんで親切を受け取らな気のかな?別に借りを作るわけでもないのに」

なんて思っていました。

ところが、

自分に子供ができてみてわかったのは、

赤ちゃんを抱っこしているからといって、

必ずしも立っている方がツライとは

限らないということです。

抱っこしていると、座わるより

立っていた方が体制が楽に感じたり、

抱っこしたまま座ると、

子供の足が隣の人にぶつかるのを、

気にしなければいけなかったり・・・。

時と場合、子供の年齢などにより、

意外と立っている方が楽なことが

多いんだとわかりました。

もちろん、

すっごく座りたい時に、

席を譲ってくれる人がいると、

その人がたとえおじさんでも、

光り輝く天使に見えたのは

言うまでもありません(笑)。

そのことがわかって以来、

赤ちゃんを抱っこしている人を見つけると、

声のかけ方を変えてみました。

「席お座りになりますか?立ってた方が楽ですか?」

そう訊き始めてから、

相手も答えやすいようで、

はっきりYESとNOを言ってもらえるようになって、

モヤモヤして終わることがなくなりました。

結局、座る人は7割。

立っていたい人は3割くらいになりました。

以前は8割の人が座ったのですから、

この1割の差はきっと、

親切の押し売りになっていたのでしょうね。

・・・

「言われる前に察して行動することが素晴らしい」

という意見がありますが、私は反対です。

「ちゃんと向き合って、言葉でやりとりできるようになりましょうよ」

と言いたいですね。

察して親切をしても、

「ときどき々当たって、ときどき外れる」

では、ただの当てっこになってしまいます。

当てっこはコミュニケーションではなく、

自己満足ですね。

いかがでしょうか?

これをお読みいただいているあなたは、

大切な人とちゃんと言葉で

やり取りできているでしょうか?

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「察する力より、やりとりできる能力を身につけよう!」

<お知らせ>

相手を思う気持ちがあるからといって

ちゃんとそれを伝えられるとは限らないですね。

感じた気持ちのままちゃんと

やりとりするのも傾聴のスキルの一つです。

次回、傾聴1日講座は7月7日七夕に開催です。
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