質問の「質」を「問う」

先週末に引きつづき、きのう

娘といっしょに、記憶術3日目に参加してきました。

1日目同様、「逃亡されるのではないか」

という心配を抱えていましたが(汗)、

意外とあっさりと来てくれたので

ほっとしたというのが本音です。

今回3日間の講座に参加するにあたって、

心配していたことは、娘が記憶できるかどうか

記憶力そのものではなく、

人生ではじめて、たくさんの大人たちと

一緒に混ざって受講するので、

「丁寧な言葉で話せるマナーがあるか?」

そして、

「適当にやらずに言われたとおりにやり切る集中力があるか?」

さらに、

小学校では午後3時くらいいは

授業が終わる生活をしているので

「3日間も、夜7時くらいまで体力が持つか?」

そこを一番心配していました。

そんな心配をよそに、始まってしまえば、

大人でも大変な講座を最後までやり切る娘の姿を見て

成長を感じ、幸せを感じたのでありました。

・・

講座後、通り道の東京駅の地下に寄りまして。

八重洲の地下街にあるキャラクターグッズを売っている

お店がたくさん集まっているところに行きました。

そこで、いま娘がはまっている、

キャラクターのグッズが売っているお店に寄りました。

ねだられてもいないのですが、

3日間頑張った娘、

そして、記憶術を受けて欲しいと

6年間願っていた、私の願いを叶えてくれた娘に

お礼の意味を込めて何か買ってあげようかなと。

もう11歳になり、幼児のような

かわいらしさはありませんが、

目を皿のようにして、

真剣に欲しいグッズを選ぶ姿は

年相応の別のかわいらしさがあるのでした。

帰宅して、グッズを満足そうに

眺めている娘を見ながら、

今回、参加したことについて

どう思っているのか訊いてみたくなりました。

「記憶術、どうだった?」

「記憶術の先生は、どうだった?」

「大人と一緒に勉強してどうだった?」

「記憶できてどう思った?」

「お父さんがやっている仕事わかった?」

「お父さんが働いてる姿見て、どう思った?」

・・・

いろいろな質問が頭をよぎるのですが、

いざ言葉にしようとすると、

なぜかどの質問も何かしっくりこないのです。

「本当に自分は、そんなことを聴きたいのだろうか?」

「本当に聴きたいことは何だろう?」

的外れに感じてしまうこれらの質問たちを

頭の中で何が違うのか検証しながら、

「要するに私が一番知りたいことは何なのか?」

本当に知りたい根っこを一生懸命探します。

しばらくのあいだ、

相変わらず満足そうにキャラクターグッズを

眺めている娘を見ていたら、

本当に知りたかったことが、

ふと湧き上がってきました。

次の瞬間、

最近はめったにすることもありませんでしたが、

自然と手が娘の頭にいき

あまたを軽くなでながら、

一番聞きたかった質問をすることが出来ました。
 
 ・
 ・
 ・ 
「幸せかい?」
 
 ・
 ・
 ・ 

特に重くもなく、自然と軽く出たその質問に

こちらもとくに重くなく、

軽く「うん」とうなづいた娘の

返事が返ってきたとき

涙は出なくても、何か心の奥から

こみあげてくるものを感じました。

「一番知りたかったことは、やっぱりこれだ」

私の一番の関心は、いつも

娘が幸せかどうかにしかなかったことに気が付いたのです。

普段面と向かって幸せについて語る機会などない

娘のその返事を聴いて、

私も幸せを感じたのでした。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「一番知りたいことは何か?」

質問をしようと思えば何でもできるわけです。

でも質問にはいろいろな「質」がありますよね。

・事実を確認する質問

・感想を確認する質問

・想いを確認する質問、そして、

・幸せを確認する質問も・・・。

質問は、相手について何かを

明らかにすることのようですが、

質問する前に、

それをするこちらがまず自分の中で、

読んで字のごとくどんな質の問いかけをしたいのか

「質」をよく「問う」てからしないと、

本当に意味深い質問はできないのですね。

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