自分への見方を捉え直す

突然ですが、

40数年間、ずっと自分は

「字がキタナイ」

と思って生きてきました。

自分が書いたメモが読めないことが

たくさんありました。

せっかく逐語をとっても

何の役にも立たなかった

・・・という経験もあります。

そんな、字がキタナイはずの私が、

数年前、あることに気がつきまして。

何に気がついたかといいますと、

あるとき、ふと思いついて、

ものすごくゆっくりと字を書いてみたら、

キレイ・・・とまではいかなくても、

十分に読める字が書けたのです。

その時わかりました。

私は「字がキタナイ人」ではなく

「いつも急いで書いているだけの人」

だったのです。

「字がキタナイ」

と思っていたのはただの思い込みで勘違いでした。

・・・

似たような話は他にもあります。

よく記憶力がよくない自分の状態を見て、

自分は「頭が悪い」と言っている人がいます。

でも、結論を言ってしまえば、

記憶力の良し悪しと、

頭のよさは直接は関係ありません。

なぜなら、

たしかに記憶力がいい人は

「頭がいい」部類に含まれますが、

頭がいい人がみんな、

「記憶力がいい」わけではないからです。

記憶力以外の頭のよさというのがたくさんあります。、

たとえば、

回転のよさ、創造する力、発想する力、

応用する力、人に気配りできる力、要領のよさ、

理解する力、表現する力、飲み込みがいい、

人を喜ばす力・・・など

他にもたくさんあるでしょう。

記憶力というのは、頭の良さを表す

一つの要素にすぎません。

たとえ、記憶力が悪くても

頭が悪いとは言い切れません。

さらにいうと、

「記憶力がほんとうに悪いのか?」

もよくわかりません。

「いま記憶できていない」

という事実と、その人自身が

「記憶できる力がないか?」

は別のことです。

例えるなら、

自動車はアクセルを全開に踏み込みこめば、

時速160キロくらいは出るでしょうが、

実際にはそこまで出す人はいません。

でも実は、

160キロ「出さない」だけであって、

アクセルを踏み切れば、

誰でも160キロ出すことができます。

つまり、

「アクセルを最後まで踏み込めば160キロ出る」

ことを知っていて、アクセルを踏む行為さえできれば、

160キロは「出せない」のではなくて、

「出さない」だけです。

記憶力も同じです。

記憶をたくさんできる方法を知らない

または、たくさん覚えたという経験がないから

出来ないと思っているだけで、

いちど出来てしまえば決して

記憶力が悪いわけではないことはすぐにわかります。

私は知っている限りでは、

記憶の方法を知り2日くらいれんしゅうすれば、

誰でも300個くらいの単語は

脳に入るようになります。

・・・それはともかく、

「知らない」あるいは「経験がない」

だけで、仮にやればできるのだとしたら

それは、頭が悪い人ではありません。

自分のことを「頭が悪い」というのは間違いです。

・・・

こんな風に、自分が自分に持っている

イメージ(セルフイメージ)について

立ち止まって考えてみると、

「果たして自分は、自分のことをちゃんと知っているだろうか?」

と思うわけです。

・ただ知らないだけ

・勘違いしているだけ

・一部分を見て全体だと決めつけているだけ

そんなことはないでしょうか。

「コンプレックス」という感覚は

確かに人の中にあるのですけれども、

コンプレックスがあるからといって、

それを行う能力がないかというと、

まったく関係がないわけです。

そこもまた、

「コンプレックスがある=できない」

とイコールでつないでしまうことで、

本当にそのように、願った通りに

できなくなっているだけではないでしょうか。

(願えば叶う!)

自分の捉え方を、もう一度

大人である今の自分の心で

検証しなおしてみると、出来ることが

たくさんあるのがわかります。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「過去の経験から、信じてきた自分像だけで、本当の自分をわかったつもりになってはいけない」

自信がすでにある人は、

今からあえて自分を知る必要はありません。

でも、自信がない人は、100%の確率で

「自分ではわかってない自分」がいるので

その自分を探してみてはいかがでしょうか。

また、

自分を知ることは、本を読んだり

セミナーに行かなくても、

今してみたように、それは事実だろうかと

一つ一つ丁寧に自分の中で見ていけば

一人でも十分自分を知ることができます。

「答えは自分の中にある」

のではなくて、

「答えは自分の中にしかない」

のですから。

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