「うまくいくことを願いすぎることは、失敗を恐れることと同じ」だと思う。
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「緊張と弛緩」
この2つの刺激を繰り返すことで、
記憶は脳に定着しやすくなる。
だから、講座や講演の中には、
「真面目な話」と「笑える話」
両方をおりまぜるようにしている。
こちらの感情を動かせば、
相手の感情にも動く。
すると、
記憶だけでなく、印象にもよく残る。
いわゆる
「飽きない」
「時間が早く感じた」
状態になりやすい。
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信じてくれない人がたまにいるが、
私は根が真面目なので、
本来、ギャグを言うキャラではない。
オヤジギャグをよく言うが、
オヤジギャグを自然に言える性格ではない。
真面目な話は、そのまま真面目に話せばいい。
でも、ギャグはそのままというわけにはいかない。
「意図して仕込んで」
言わないと、突然自然とギャグを
言うということは、私にはできない。
慣れないことをやろうとすると、当然緊張する。
講座をやりながら、仕込んだギャグの
時間が近づいてくると緊張する。
「スベったらどうしよう(汗)」。
心配になる。
昔はそんな感じだった。
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でも、実はいまはギャグを言うとき、
どんな場面でも緊張しない。
「慣れてきた」と一言で言えばそれまでだが、
「ギャグがスベるのに慣れる」
とは、
具体的にどういうことだろう?
打たれ強くなったわけではない。
初めから、滑ったときのリアクションを決めておいて、
そのとおり対応するようになっただけ。
昔の私は、ギャグを言うときに、
「ウケたい!」
と思っていた。
それが緊張を生んだ。
でも、いまは違う。
「ギャグを言えば、必ずスベるハズだ!」
と確信して言っている。
だから、スベっても焦らないし、落ち込みもしない。
「予定通り」。
はじめからスベる予定なので、
スベったときのために決めてある
次の一言(リアクション?)をそのままするだけ。
対処策が決まっているだからから焦らない。
スベることを
「起きてはいけない現象」
ではなく、
「想定通りの現象」
にしておけば、何も問題はない。
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人生何ごとも、成功しようと願ってしていても、
実際の結果がどうなるかはわからないものだ。
よくなることもあれば、
悪くなることもあるのがつね。
よい結果なら素直に喜べばいい。
悪い結果だったとき、焦ったり、
落ち込んだりしないようにしたいものだ。
ならば、
はじめからうまくいかないことを、
前提においておけばいい。
うまくいかない前提で、次の一手を決めておけば、
すべては自分の手の中にある。
うまくいくはず(べき?)と、思うのがいけない。
うまくいかないつもりでやるのがベスト。
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子どもも、部下も、自分も。
うまくできるはず(べき?)と
思って見るから腹が立つ。
うまくできないはず、
と思ってみれば腹は立たない。
「うまく出来なかったら、どうしよう」
に心を砕かない。
「うまくできなかった時、こうしよう」
に心を使おう。
マイナスのことが考えないのが
プラス思考なのではなくて、
マイナスのことを十分考えて、
想定内にできるのが、本物のプラス思考。
そのためにはまず、自分の中にある
「出来ないこと(自分)は、いけないラベル」
をはずし、
「出来なくても(私は)大丈夫ラベル」
に、貼りなおそう。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「出来なくても大丈夫、を増やす」
<お知らせ>
自分への大丈夫が増えると、
他人への大丈夫も増えて、
穏やかな人間関係になります。
自分にも相手にも大丈夫を増やす聴き方。
認定資格、傾聴サポーター養成講座
↓
http://bit.ly/2l9QFok