出来ないつもりで臨む

「うまくいくことを願いすぎることは、失敗を恐れることと同じ」だと思う。

・・・

「緊張と弛緩」

この2つの刺激を繰り返すことで、

記憶は脳に定着しやすくなる。

だから、講座や講演の中には、

「真面目な話」「笑える話」

両方をおりまぜるようにしている。

こちらの感情を動かせば、

相手の感情にも動く。

すると、

記憶だけでなく、印象にもよく残る。

いわゆる

「飽きない」

「時間が早く感じた」

状態になりやすい。

・・・

信じてくれない人がたまにいるが、

私は根が真面目なので、

本来、ギャグを言うキャラではない。

オヤジギャグをよく言うが、

オヤジギャグを自然に言える性格ではない。

真面目な話は、そのまま真面目に話せばいい。

でも、ギャグはそのままというわけにはいかない。

「意図して仕込んで」

言わないと、突然自然とギャグを

言うということは、私にはできない。

慣れないことをやろうとすると、当然緊張する。

講座をやりながら、仕込んだギャグの

時間が近づいてくると緊張する。

「スベったらどうしよう(汗)」。

心配になる。

昔はそんな感じだった。

・・・

でも、実はいまはギャグを言うとき、

どんな場面でも緊張しない。

「慣れてきた」と一言で言えばそれまでだが、

「ギャグがスベるのに慣れる」

とは、

具体的にどういうことだろう?

打たれ強くなったわけではない。

初めから、滑ったときのリアクションを決めておいて、

そのとおり対応するようになっただけ。

昔の私は、ギャグを言うときに、

ウケたい!」

と思っていた。

それが緊張を生んだ。

でも、いまは違う。

「ギャグを言えば、必ずスベるハズだ!」

と確信して言っている。

だから、スベっても焦らないし、落ち込みもしない。

「予定通り」

はじめからスベる予定なので、

スベったときのために決めてある

次の一言(リアクション?)をそのままするだけ。

対処策が決まっているだからから焦らない。

スベることを

「起きてはいけない現象」

ではなく、

「想定通りの現象」

にしておけば、何も問題はない。

・・・

人生何ごとも、成功しようと願ってしていても、

実際の結果がどうなるかはわからないものだ。

よくなることもあれば、

悪くなることもあるのがつね。

よい結果なら素直に喜べばいい。

悪い結果だったとき、焦ったり、

落ち込んだりしないようにしたいものだ。

ならば、

はじめからうまくいかないことを、

前提においておけばいい。

うまくいかない前提で、次の一手を決めておけば、

すべては自分の手の中にある。

うまくいくはず(べき?)と、思うのがいけない。

うまくいかないつもりでやるのがベスト。

・・・

子どもも、部下も、自分も。

うまくできるはず(べき?)と

思って見るから腹が立つ。

うまくできないはず、

と思ってみれば腹は立たない。

「うまく出来なかったら、どうしよう」

に心を砕かない。

「うまくできなかった時、こうしよう」

に心を使おう。

マイナスのことが考えないのが

プラス思考なのではなくて、

マイナスのことを十分考えて、

想定内にできるのが、本物のプラス思考。

そのためにはまず、自分の中にある

「出来ないこと(自分)は、いけないラベル」

をはずし、

「出来なくても(私は)大丈夫ラベル」

に、貼りなおそう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「出来なくても大丈夫、を増やす」

<お知らせ>

自分への大丈夫が増えると、

他人への大丈夫も増えて、

穏やかな人間関係になります。

自分にも相手にも大丈夫を増やす聴き方。

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