先日Facebookを見ていたら、
知り合いで日本記憶力主権チャンピオンの
池田義博さんがご自身の著書を紹介していました。
ちなみに、池田さんはトランプ1セット52枚
を3分内で記憶できる驚異の記憶力の持ち主です。
「世界記憶力グランドマスターが教える 脳にまかせる勉強法」
↓
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その本は持っていなかったので、
早速、帰りに丸ノ内の丸善で買って帰って
帰りの電車の中で読んでみました。
読み終えた素直な感想は・・・
「ほぼぜんぶ知っている」。
(2つの点を除いては)
しかも、
「日々、使っている」
ことがたくさん書かれていました。
こんな風に書くと、私がスゴイ
みたいに自慢して聞こえるかもしれません。
でも、そうではないんです。
本を読み終えたとき私は正直言って
「ガッカリした」。
本にではないですよ、自分にです。
なぜなら、
「知っていて」「やっている」にもかかわらず
私は、池田さんのようにトランプ1組を
3分で全部覚えることは到底できないのです。
・・・
普段、講座などでもよくお伝えすのは
「知っていることと、できることは違う」
とお伝えしています。
でも、それより一歩進んでいて
「知っていてやっていても、ちゃんとはできない」
こともあるんですね。
「知っていて、やっているのにできない人」
と
「知っていて、やっていればできる人」
この違いって何だろう???
と、考えてしまいました。
「自分は持って生まれた才能がないのかな・・・」
と一瞬頭の中をよぎったのですが、
以前、実際に池田さんにお会いしてお話ししたときの
記憶が蘇ってきてもって生まれた
才能ではないと気が付きました。
食事で食べるものも、生活習慣も
人の何倍も気を使っているんですよね。
それに、記憶力を高めるために
今までトレーニングに費やしてきた時間も
私の何倍・・・いや何百倍もあるんです。
とにかく、半端なく多いのです。
このBLOGはご本人の許可を得て書いていないので、
詳細は割愛させていただきますが、
トレーニングするときの環境づくりへの配慮も
いろいろ試行錯誤されていて、
ベストの環境づくりへのこだわりもすごい。
・・・そう、こだわりが違うのです。
つまり、
「知っていてできない人」と「できる人」の違いを
一言でいうなら、それは持って生まれた才能よりも
今この瞬間の
「こだわり」。
だけではないかと思えてきました。
・・・
こだわりさえあれば、何度も繰り返して
練習しようとも思うでしょう。
いろいろ調べてみようとも思うでしょう。
こだわりがなければ、方法を知っても、
数回試してうまくいかないと、すぐにあきらめてしまいます。
そのあきらめるときに人はよく
「自分には才能がない」
と言ったりします。
本当はこだわりがないだけなのに・・・。
もし本当に才能がないのだとしたら、
その人が持っていない才能は、何かが
できるできないの才能ではなくて
「こだわってやり続ける才能」
だけかもしれません。
・・・でも、やり続けるかどうかは、
才能というよりも、どちらかというと
「決心」のような気が個人的にはします。
では決心はどんな人がしやすいのかと考えてみると、
2つのことを信じられる人かなと思うのです。
一つは
「自分は、何回も繰り返し練習していれば必ず成長する」
ことを信じられる人。
もう一つは、
「人と比べず、自分のペースで1ずつでも進めばいい」
と信じられる人。
つまり、
できる人とできない人の違いは、能力ではなく
「こだわり」と「自分への信頼」
だけというわけです。
いかがでしょうか?
あなたは能力のせいにして、
こだわらない自分から逃げている。
そんな心当たりはありませんか?
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「才能よりこだわり」
私は記憶力で世界チャンピオンのように
すごい記憶力になりたいとは思いません。
また、
他の人の話を聴く傾聴力についても、
人一倍上手になりたいとも思いません。
でも、2つだけこだわりたいことがあります。
ひとつは、
「自分の心に対する傾聴力を一生高め続ける」
ことへのこだわりと、
「傾聴が上手にできる人が増えるよう上手に伝える」
こだわり。
この2つは、今すぐ上手にできるかどうかにかかわらず、
これからも、しつこくこだわっていきたいと思います。
何にこだわるか、決めるのは自分ですね。
<お知らせ>
さて今日はこれから大阪で
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くお知らせ2>
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