ウサギとカメ、どちらがいいのかは実はわからなかったりする。
ある日、夜遅くまで飯田橋(都内)で研修をしていた。
翌日は、都内の初めて行く場所で、
朝早くから企業の研修がある。
普段なら当然、帰宅するけれど、
明日行く場所が慣れない場所、
早い時間ということで、
翌朝の息子の保育園は妻に頼んで、
会場から徒歩5分の都内の
ホテルに前泊することにした。
自宅からでもドアツードアで
1時間半ほどで行ける会場。
でも、ホテルからならたった、5分。
電車が遅れる心配で胃を痛くすることもないし
ラッシュ時間の満員電車で
もみくちゃにされる必要もない。
遅刻の心配をしないでいいのが、
精神衛生上とてもいい。
・・・
最近、朝は4時半起きに戻してる。
(それまでは5時)
自宅のときは起きて、BLOGを書いたあと、
子供たちの朝食や息子の保育園があるのから、
その4時半起きがゆとりがあってちょうどいい。
でも、ホテルに泊まると、それをする必要はない。
自宅の慣れた枕と違い、
来慣れないホテルだからこそ、
ダラダラせず目覚めもいい。
さっさと起床し、早々にBLOGを
書き終えた時には、まだ朝6時だった。
待ち合わせは9時半。
ホテルから会場まで徒歩5分。
まだ、3時間以上余裕があった。
時間がありすぎるので
ホテルに無料でついている、
いつもは食べない、朝食なるものを
食べてみることにした。
食べながら備え付けの、
いつもは読まない、新聞なるものを読んでみた。
そして部屋に戻り、
いつもは見ない、朝の情報番組
なるものもしばらく見てみた。
でも、慣れないことばかりしていたら、
落ち着かず、そわそわして来てしまった。
そこで、
まとまった時間がないとできないからと、
やらずに貯めておいた仕事に
手を付けることにした。
1時間半あれば多分終わりそうな仕事だった。
・・・
チェックアウトまであと1時間半。
時間はきっちりオシリが
決まっているほうが、脳の集中力は格段に増す。
丁度いいと思って始めた。
やってみると
仕事は順調に進んだのだけれど、
意外と時間はかかった。
集中はバリバリ出来ていい仕事はできた。
でも、終わった時に気がつくと
余裕をもって出発したかった
時間を5分すぎていた。
やり終えたばかりの仕事を急いでしまいこんで、
出発の準備を整えて会場に向かった。
約束時間の10分前には着こうと思っていたのに、
結局、時間丁度になっていた。
待ち合わせのロビーに座っていたら
なぜか頭の中に、自宅に置いてある
「ウサギとカメ」
の絵本が思い浮かんできた。
そして思った
「近くにいる人が間にあって、遠くにいる人が遅れるとは限らないものだ」
・・・
待ち合わせだけでなく何ごとも
「ゴールの近くにいる」と思うと気がゆるむもの。
すると、悪気はないけれども、
ゴールは遠いと自覚している人なら
絶対にとらないような行動をとる。
ならば、もしかして大切なことは、
ゴールの近くにいることよりも、
ゴールから遠い場所からでも、
緊張感をもってゴールに行ける準備を
整えていくことなのかもしれない。
そんな風に思った。
あたりまえのことだけれど、
人はつねに安心感を求める。
でも、安心しているときほど、
緊張感がないときはない。
そして、
緊張感がある人の方が、動きに無駄はなく早い。
いま自分がゴールの近くにいるかどうかなど
さして問題ではない。
どこにいようが、ゴールに行くための
準備を整えておく態度が重要。
自分がどこにいるか?
いまいる位置など気にしなくていい。
「ここにいたら、失敗しそうでヤバそうだ」
と思うくらいの気持ちが丁度いい。
ヤバそうだと思う不安さえあれば、
緊張して準備を整えたくなる。
それで、間に合えばいいだけのこと。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「いる場所より準備が大事」
そしてもう一つ
「ギリギリでも、間に合えばそれでいい」。
「少し遅れても、死んでないならそれでいい」。
なんて考え方もありかもしれない。
近くにいようが、遠くにいようが、
間に合おうが、遅れようが、
結局最後は、自分が自分を傷つけず
穏やかな心でいらればいい。
すべては心の持ちようしかない。
もしかしたら、
「ゴールなどしなくてもいい」
という考え方もありかもしれませんね。
・早くゴールに近づくことを目指すタイプ
・遠くからでも間に合うように準備に力を入れるタイプ
・ゴールを目指さなくても、自分を満足させるタイプ
あなたは以下のどのタイプに近いでしょうか?
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