困ったらもち帰る

ある本に、人間の脳はひとつの物事について

検討を重ねれば重ねるほど

「満足度がさがる」

と書いていありまして。

身に覚えがありますね。

家電製品を選ぶときに何着も

候補を用意してしまうと、

結局、最後に一着決めて買ったのはいいものの、

「(買わなかった)あっちのほうが良かったのでは?」

と、気になったりします。

誰しも大切なもの、

高価なものほど慎重に選ぶわけですから、

この理屈が正しければそういうものほど

「不満が残りやすい」

ということになります。

いまの家を買って6年目を迎えていますが、

いまだに当時比較していた

「別の家の方がよかったのでは?」

と、ふと思い出したりします。

そんな自分のことを優柔不断と思ったりしていましたが、

脳科学的には当たり前のことと知り安心しました(笑)。

・・・

逆に、洋服は意外とパット見の感覚で

決めてしまう方です。

以前、行きつけだった新橋の洋服屋さんでは、

在店時間はだいたい15分以内で、

2、3品決めて購入していました。

店員さんからも

「いつもお早いですね」

なんていわれたりして。

そういうすぐ決めた物のほが、

確かに後悔は少ない気がします。

・・・

仕事にまつわる決定も比較的

早く決めてしまう傾向が強いのです。

でも早く決めてしまったことで

後悔・・・というか

不安になってしまうことも時々あります。

・・・

先日、企業用のクレジットカードを

申しこんだときのことです。

その時は、直感的にそれでいいと思ったのですが

実際、申し込んでみたらあとになってから

「本当にあれでよかったんだろうか?」

と、じわじわと不安になってきてしまいまして。

結局、取り消してしまいました。

洋服のように一度買ってしまえば、

負担はそれでおしまいの物であれば気にならなくても、

年会費や毎月の支払いが発生するような

金銭的心理的な負担が

「継続すること」

については、後悔することが多々あります。

そして、

そういう金銭的、心理的な負担が

大きいものほどすぐ決めたがる

自分がいることにも気が付きました。

きっと問題を抱え続けることが嫌なのでしょうね。

すぐに手放してしまいたいから、

パッと決めてしまおうとするのだと思います。

それに加えて、

お金や重大なことについて

悩んでる姿を見せたくないと言う

変なプライドもある気がします。

スマートに決められる自分を

演出してみたけれど結局、

肝が据わっていないから不安になってしまう・・・。

いやはや自分の人間としての器の小ささが

ときどきイヤになるのであります。

・・・

少し前に、

尊敬する一流のビジネスマンの方の

勉強会に参加しました。

そこで知ったのは、

一流のビジネスマンであっても

すぐに決められないことがあるそうで、

そんなときは当たり前に

「持ち帰る」

のだと知りまして。

・・・当たり前といえば、当たり前ですが(汗)、

一流の人はなんでも即決と勝手に思い込んでいたので、

それでいいんだと妙に心に響いたのでした。

・・・

そんな矢先、先週末、家族で外出中にいきなり

見たことのない電話番号から電話がかかってきまして。

怪しんで出たら、なんてことはない、

先週頼んだ、新しいインターネットの

回線を引く業者さんからでした(汗)。

工事日の日程の打ち合わせの電話だったのですが

その最中、担当者が質問をしてきました。

「回線をひいたときに、ルーターも一緒に月300円でお貸しできますが、いかがいたしましょうか?」

ルーターと言うのはインターネットを

いろいろなパソコンに使えるようにするための

電波を飛ばす機械の事ですが、

電話をもらうまでルーターのことなんて

考えてみたこともなかったわけです。

一瞬止まって考えてみたら、

一応いまも家で使っているものがあったので、

「それではいけないのか?」

と質問しました。

すると、

「古いルーターでは、新しい通信に対応していないかもしれない」

と。

外出先でいきなりそんな相談されても・・・。

ルーターをどうするか決まらないと

最終的な工事日が決められないということで、

相手は早く決めたがっていました。

今までの私ならその場で借りるか借りないか

決めてしまっていたところでしょうが、

以前学んだ「持ち帰る」が頭の中によみがえってきまして。

「即答できないので、明日また電話してください。」

と伝えることができました。

そして帰宅してから調べて、

借りる必要がないことがわかりました。

翌日、再度業者の方が電話をくれたときには

不安なく話を進めることができたのでした。

・・・

「即答するのがカッコいい」という

自分の中の思い込みから解放された気分です。

「その場で決めず持ち帰る」

というのも、

大切なコミニケーション能力のひとつのですね。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「なぜそうしたくなるのか?心の動きに注目しよう」

そしてもう一つ大切なことがあります。

変な話ですが、

死んでしまうことに比べたら、

私が後悔していることのほぼすべては、

小さな悩みだなと思うのです。

後悔できるくらい元気で暮らせている

自分にまずは感謝であります。

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