不安という感情はどこから来るのかというと、
結局、いま目の前のことをちゃんと出来ていないときこそ
不安になるのだと、気づかされた。
もともとは心理カウンセラーとして
活動を始めた私ですが、
講師として、より多く方にお伝えする仕事が増えてきたため
数年前から、個別のカウンセリングは
セーブしてきた。
定期的にお会いでいる見込みがないため仕方がない。
しかしそこに葛藤もある。
講座の仕事も大切なのだけれど、
講座自体、心理カウンセラーである私が
お伝えするからこそ、意味がある講座。
講座が増えれば増えるほど、
現場を離れていることが
不安になってきてしまった。
・・・
ときどき、短期や不定期に
できるボランティアなど、
カウンセリング以外の
現場に行こうと思ったりもした。
しばらくの間、とにかく、
「現場持たないといけない」
気がしてた。
ところが、最近考えが変わった。
考えを変えてくれたのは、
講座に来てくれている受講者に皆さんだった。
とにかくここ2年ほど、
ありがたいことに、いろいろなお客さんが増えた。
ただ増えただけでなく、その後も
長くお付き合いできる人が増えてきた。
すると、その中から、
定期的なカウンセリングでなくても
相談をされる機会が増えた。
お互いの空き時間を調整するだけで
受けられる相談が増えた。
外に現場を求めなくても、
現場が向こうからきてくれるようになった。
「現場は目の前にあった」。
相談される内容は、カウンセリング的な
悩み相談だけとは限らない。
パソコンの使い方から、
講師業の進め方までさまざま。
もちろん、命に関わるような話もある。
外に向かって、
「カウンセラーが相談に乗ります!」
なんて、型にはまった仕事より、
「岩松にしかできない相談」
ということで来てくれるので、
こちらも巣のままの自分でいればいいので、
気分的に楽に受けることができている。
ちゃんと、目の前の仕事をしていれば
いいと思った人は必要としてくれることがわかり、
自己肯定感も上がった。
ちょっと不安になると、すぐに
外に答えを探しに行きたくなってしまう
自分を少し恥ずかしく思った。
・・・
思い返してみると、
きっと、いま目の前の講師の仕事に
本当に集中しきっていたなら、
現場がないことなど、気にはしなかっただろう。
いま目の前に講師の仕事に一抹の
不安を感じたから、別に頼るものを
欲しがって「逃げたかった」だけだ。
前向きなつもりで、後ろ向きだった。
そんな気持ちで外に答えを探しに行っても、
そもそも答えは目の前にあるのだから、
答えなど見つかるはずなかった。
・・・
普段講座の中でエラそうに
「いまここが大事」
とか言っているのだから、
あらためて、私は、
いまここにいることにしようと思った。
私が今ここにちゃんといれば、
それこそが、きっと誰かの役に立つと信じることにしよう。
そう信じるのに十分値する、
素晴らしい出会いを、すでにいただいているのだから。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「不安な時こと、目の前のことをちゃんとやる」
不安は今ここにある。
ならば、いま目の前を見ずして、問題が解決できるはずはない。
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