訳がわからない石

いつもありがとうございます。

ファミレスから帰るときは、食べ終わった食器を片付けてよく帰る、

頼まれてない気配り好きな、岩松正史です。

怒ることそのものは間違っていないのだけれど、

相手の盛っている歴史や背景、理由などが先にわかっていれば、

あそこまで叱らなくてもよかった

と、反省することもあるかもしれない。

保育園に息子を迎えに行った。

最近、わがやは長年乗った車を買い換えた。

自宅の駐車場に着いたとき、

助手席前にあるダッシュボード上に。

直径5センチほどの石があるのをみつけた。

ゴツゴツした石。

「なんで?こんなところに石が???」

わからない。

この石を載せたまま走れば、

転がって、傷がついてしまう。

・・・いや、

正確にはもう、傷ついてるように見えた。

犯人の目星はついている。

いま横の助手席に座っている

6歳の息子だろう。

買ったばかりの車がもう傷ついている。

息子に腹が立った。

私「ちょっと、この石、誰がおいたの!?」

息子「ボク・・・」

私「なんでこんところに置くのさ!ダッシュボードが傷つくだろ!」

突然怒り始めた私の言葉にシュンとして

息子は黙り込んだ。

自宅の駐車場につき、石を持って車をでた。

・・・

持ってきた石を、とりあえず

玄関脇に置いて、家に入ろうとした。

すると・・・、

すでに玄関わきには、べつの

たくさんの石が積んであった。

それを見たとき、ドキッとした。

その石たちは、私が置いたものではない。

この石を「用意」した犯人も、

息子に違いない。

でも、わたしは、息子がその石たちを

息子が拾った瞬間を、

いちども見たことがない。

「なんでダッシュボードに石があるんだ!」

とイラついかざるをえなかった原因は、

いままで石を拾う現場にも、

石を車のダッシュボードに置こうとして瞬間も、

自分が「そこにいなかった」のが原因だった。

大事な新車のダッシュボードに石を見つけて

息子に向けた怒りは、

普段一緒にいられないせいで、

石を置く瞬間にする立ち会えていない

自分への怒りに似ている気がした。

・・・

たくさんの石が玄関脇にあるということは、

おそらく、私が知らないところで、

石はすでに何度も車に乗せられ、

そして何度もおそらく妻が取り去って、

玄関に置いたに違いない。

たまたま今回、置きっぱなしだったらから、

「石が車に乗ることがある事実」を

知ることができただけだった。

そして自分にがっかりした。

こんなに玄関わきに石がたまるほど、

いま息子が意思に興味があることも知らなかったとは。

子どものことは愛しているし、

大好きと豪語しているのも関わらず、

息子の興味を知らなかったばかりか、

息子にとって大切であろう石の意味を知らずに、

腹を立て、ただ叱っただけの自分を呪った。

・・・

私「石が好きなの?」

息子「うん・・・。えっとね、青い宝石の石とかあるんだよ・・・」

そう無邪気に話し始めた息子を見て、また

純粋な息子にいきなりきつくあたった

自分の浅はかさを呪った。

でも、

いろいろ反省することができたおかげで、

帰宅後、息子には比較的やさしめに、

今後石は、ダッシュボードではなく、

床に置くように伝えることができた。

日頃から、向き合う時間が長ければ、

きっと、息子にとってのあの石たちの価値も

息子がいま石に興味を持っていることも

もう少しましに理解し腹も立たなかったかもしれない。

ダッシュボードに石が置かれていたことに

腹を立てた原因は、

仕事が忙しいのを理由にして

いつも息子といない自分のせいだった。

・・・

今のところ、同じ過ちを防ぐ対策は

2つしかないように思える。

1つは、

「息子と過ごす時間を増やす」。

・・・でも、

それには、限界がある。

2つ目は、

起きている現象だけを見て、

怒るのをやめること。

・・・でも、

これも、いつどこでどのタイミングで、

気に入らない現象が起きるのか予想ができないから

いつも上手にできる自信がない。

一瞬で、頭に血が上ってしまえば、

考えるより先に、キツイ言葉が出てしまいそうだ。

両方とも、いい対処法とは言えなさそうだ。

・・・

こう書きながら、いま

もう一つ、べつの方法があることを思いついた。

3つ目は、

ちゃんと上の二つができるようになるまでの間

どうせまた似たしくじりをするであろう自分のことを

「ダメだ、ダメだ」と責めることだけは、せめてやめること。

そうすれば、いまより少しはマシになるだろう。

なぜなら私は、

ダメだダメだと自分を責めれば責めるほど、

子どものことも、ダメだダメだと

責めやすくなる人間だから。

自分を責めれば責めるほど、

自分に余計、余裕がなくなってしまうタイプ。

だから、ダメな自分を責めるよりは、

ダメな自分をゆるほうが、心に余裕が生まれ

冷静に対応できる回数が増える気がする。

「至らない自分を許す」

これだけなら、いつでもでそうだ。

あとは、

至らないことも多々あり、

親としての失敗を頻繁に引き起こす私を、

「私自身が、許す気があるかどうか?」

だけの問題。

でもそれは大丈夫。

私はとても自分に甘いから、そこだけは自信がある。

自分に甘くなるだけ、子供にも優しくなれるなら、

それでいいかと思う。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「してしまったら責めるより許す」

自分の許し方を知っていれば、

きっと子どものゆるし方もわかりますね。

自分を責めるのに慣れていれば、

子どもを責めるのも、簡単になります。

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