いつもありがとうございます。
きのうは6歳の息子と一日外出。
たまにはいいお父さんになりたい、岩松正史です。
この時期、大型商業施設は
入学シーズンを意識した店づくりをしている。
休日に息子と二人で、行ったときのこと。
店内に
「♪一年生になったら、一年生になったら、友達100人出来るかなぁ~」
懐かしい童謡が流れていた。
今年、小学校にあがる予定の息子も、
保育園で聴いているらしく
曲にあわせて
「♪一年生になったらぁ~」
と歌っている。
しかし、
途中で歌うのをやめた息子は、
私にこういった。
「えっとねぇ、僕はねぇ、友達100人より、もっともっとたぁ~くさん、作るよぉ~!」
娘のときは確か
「べつに・・・友達100人もいらないし・・・」
と言っていたのに比べると
男の子というのは実に純粋
(単純?シンプル?)
でかわいらしいと思った。
でも、同時に、こう思った。
「友達100人は作れないなぁ・・・」
なぜなら
今春、息子が行く小学校に
入ってくる(であろう)
小学1年生の数は、きっと
100人いないからだ。
同じ小学校に通う娘のクラスが
一クラス25人が3クラスで75人。
娘の入学当時、娘が通っていた
保育園のママともにそのことを話したら
3クラス「も」あることを驚かれた。
3クラス75人でも多いなら、
息子のときも、それと同じか、
それ以下だろうと推察し、
100人は無理と思った。
娘の小学校全額エ年の様子を知っているので
おそらくその予想は外れない。
・・・
ちなみに、
私が子供の通っていた
長野県の田舎にある小学校は
42人前後が3クラスで
120人前後だったように記憶している。
「友達100人出来るかな」
の歌を耳にすると、つい
頭の中で「昭和だなぁ」と
時代錯誤を感じてしまう。
私は思いついたまま
「事実」を息子に伝えた。
私「100人出来たらいいんだけどさぁ。それは出来ないんだよ」
息子「何で?」
私「だって、君が行く小学校に1年生100人いないから」
すると
息子は残念がる様子もなく、
即答でこう答えてきた
息子「大丈夫だよ!2年生とか、3年生とも友達になるからぁ!」
・
・
・
私は言葉を失った。
一見、正しく見えた私の理屈は、
ただ、イメージ力が乏しいだけの
狭い理屈だった。
息子が正しい。
私は、自分の中の理屈の狭さを呪った。
・・・
傾聴やカウンセリングではよく
「理屈より、感情が大事」という。
私もよく、そう表現する。
でも、理屈がいけないのか?
再度考えてみると、そうではない。
「自分だけの狭い理屈」
が通じないだけ。
・「100人入学しないから、100人友達はできない」は狭い理屈
・「100人入学しなくても、100人友達はできる」は広い理屈
広い理屈は万人に共通することができる。
狭い理屈で自分を
正当化しようとしていたことを反省した。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「狭い理屈より、広い理屈と感情を大事にしよう」
息子はきっと友達が
100人できるに違いない。
出来ると信じている人は、
きっとできるのだから。
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