真面目に不真面目をする

いつもありがとうございます。

最近、変人といわれると嬉しくなる、岩松正史です。

”真面目であることと、不真面目は相反することではない”

傾聴講座の最後に

アンケートもらっています。

そこに、

「講師の岩松正史を、ひとことでいうと?」

と、短くかける欄を設けています。

「アクティブな人」

「前向きな人」

そして時には

「面白い人」

と書いていただけることもあります。

(ギャグが滑っても!(笑))

それを見るのが楽しみです。

でも、先日ひとりの参加者から

いただいたものを見て、

一瞬で、怖くなりました。

その私が怖くなった言葉とは・・・。

「マジメな人」。

この言葉を見て、一瞬ゾッとしました。

・・・

なぜなら、

私が「マジメ」であること、

あるいは

「マジメ」に講座をしていることを

一番知っているのは私自身で、

それがバレないように、

やっているつもりだからです。

参加者には悟られないように

織り交ぜているはずなのに

感じとれる人がいる感性の鋭さに

驚愕と恐怖を覚えたのでした。

「隠そうとしても、隠し消えれていない」。

「わかる人には見透かされているんだな」

・・・と。

・・・

たとえば、

講座中ギャグをときどきはさんだり、

ギャグを「わざと」滑らすのは、

講師を上から目線ではなく、

自分たちと同じ身近な人だと

身近に感じてもらうためだったりします。

緊張と弛緩が多い方が、

学習効率が高まることを

知っているからそうします。

いきなり参加者に、くだらない無茶ぶりするのも、

前向きな緊張感と集中力を、

生み出す効果を狙ってのことです。

参加者をあえてイジルのは、

その人をなごませる効果があると同時に、

まんべんなく参加者を扱うよりも、

多少関わり方にメリハリをつけたほうが、

かえって場の秩序が生まれると知っているから。

普通の参加者の方は、

気づかないように、

「マジメに、不真面目を演じている」

のです。

(特に、ギャグは「すべっている」のではなく、「すべらせている」と強く強調したい!!!(笑))

・・・

「マジメな人」と書かれたのを見て、

「見ている人には、しっかり見られているんだなぁ」

と感心したのでした。

普段、自分は人をものすごく

よく観察することをしているくせに、

自分が観察されていることを知り、

少し身が引き締まる思いがしたのでした。

・・・

自然に傾聴で聴きたいという人はたくさんいます。

でも、自然になるためには

いったい何が必要でしょうか???

私が個人的に思うのは、

「マジメさ」

じゃないかなと思のです。

でも、まじめに練習するということは、

別の言い方をすると、

「不自然な状態にあえて身を置き、体験しながら乗り越えていく」

とも言えます。

何の努力もなし

自然とできるようになればうれしいでしょう。

でも、それができたら天才です。

私のように天才じゃない人間が、

天才のようにふるまえば、

最後は挫折して終わるしかありません。

私のような凡人は、

不自然でも、まじめにそのことに向き合うからこそ、

だんだん自然に出来るように

なってくることを体験済みです。

はじめから、自然であること目指せば、

結果的に不自然なものにしかならないでしょう。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「自然にやりたいなら、不自然を極める」

傾聴1日講座は13年で310回を超えました。

私のマジメさが伝わるということは、

まだまだ不自然な経験の積み重ねが

足りないこと言うことだと、ハッとさせられました。

でもそれは、

310回やっても、まだまだ

伸びしろがあるという証でもあります。

500回、1000回に向けて、

もっと極める努力をしていこうと

決意したのであります。

受講生の方から学ぶことは、

本当に多く、ありがたいですね。

<お知らせ>

すべっているのではなく、

傾聴の講師がギャグを

すべらせている姿を見たい方は

3月1日と3日、名古屋で開催の

傾聴1日講座(基礎)でご確認ください。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo

 

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