いつもありがとうございます。
きのう人の心が一瞬で変化する瞬間に
立ちえて喜んでいる、岩松正史です。
きのうから記憶術講座を再開しています。
そろそろ、100回になります。
私は別に傾聴の講座もしていますが、
記憶術の講座に来る人は、
傾聴の講座にくると少し違います。
傾聴は、
「コミュニケーションよくしたい」
というような、すこしボンヤリしていたり、
すぐに解決するのためでもないという方も多く来ます。
でも、記憶術は違います。
物覚えが悪い、物忘れが多い
達成したい目標がある・・・。
そういうハッキリした
「何か」がある人が多くきます。
つまり、
その人が今まさに抱えている、
「コンプレックスに直接触れる」
のが記憶術です。
・・・
講座は2日間で行いますが、
1日目と2日目の間に宿題があります。
長年やっている私からすれば
1日目の講座を終えられた皆さんであれば
当然できる量と内容の宿題ですが、
はじめてそれを言い渡された
(という表現がぴったりな気がします(笑))
にしてみると
人によっては、ゾッとする
量であったりします。
自分一人では普通はやろうと
思わない量ですから
本当にできるのか?不安になり、
顔が一瞬、硬直する人がいるのが
前から見ていてわかります。
でも、
必ずやって来てもらいます。
・・・
慣れないこと、新しいこと、自信がないこと・・・
そういうことを
「出来るようにさせる」
方法はいくつかあるでしょう。
たとえば、
「あなたならできる!」
「頑張れ!」
「失敗してもいいからチャレンジしろ!」
と叱咤激励するとか。
でも、
叱咤激励されたら必ず
出来るわけでもありません。
うまくいくときもあるけれど、
行かない時もあります。
出来るようになってもらうために
いろいろな方法があると思いますが
叱咤激励と合わせて使ってもいいですが、
私が一番大事にしているのは、
一回はちゃんと「寄りそう」
ことを大切にしています。
「不安と思わないでください」
「自分はできると信じてください」
と、不安に感じることを否定するのではなく、
「これをやるのは確かにものすごく不安ですね」
と相手の感じている心情を
ちゃんと理解していることを示します。
不安を感じているのにそれを否定されると、
人は孤独になります。
あえて孤独にさせて、
頑張らせるというやり方もあるでしょう。
でも、私はどちらかというと、
不安な時ほど、独りぼっちには
させたくないと思うのです。
だから
課題そのものは、その人が
一人でやり切らなければ
いけないことだとしても
独りぼっちにはさせない。
その人の中から自然と、
前に進んだり頑張れる
エネルギーがわいてきて、
その結果としてできてこそ、
本当に「できた」と言えるんじゃないかなと。
だから、
しんどいことをしてもらうときほど、
ただ頑張れというだけでなく、
しんどいことに理解を示します。
例えるなら、
叱咤激励は、ものすごく
明るい電気でつくスポットライト。
寄りそうは、1本の小さなろうそく火。
明るさはスポットライトの方が圧倒的に上。
でも、
人工的につくられた
スポットライトの明かりは、
それ以上明るくなることはできませんが、
1本の小さなろうそくの火は、
何かに引火すれば、
無限に広がっていくことができます。
その引火するものが、
本人の中にある「やる気」だといいなと思うのです。
・・・
私は講師の中では、
たぶん比較的厳しい方に
入るのではないかと自覚しています。
それは、
手取り足取り全部面倒を見ることはせず、
本人がやらなければいけないところは、
どんなに本人が苦しくても、
決して手出しはしないので。
「無理です」
といわれても、
「やってください!」
と迫ることもあります。
私の想いとしては、
せっかく慣れないことをしに
来てくださるのですから、
その人が、自分の課題に向き合うため、
「安心して悩み苦しめる場を提供する」
ことが大事だと思っていたりします。
それは、
私は講師でありますが、
やはり心理カウンセラーであるというのが
根底になるからでしょう。
でも勘違いしないでください。
「やってください!」
といのは、決して突き放しているのではなく、
むしろ逆で、傍にいることなのです。
苦しんでいる最中も、
精神的に芝を離れませんし、
転覆しないよう手助けできる準備は、
万全に整えているつもりであります。
その時に厳しく聞こえる言葉が
いえる関係、いわれて頑張れる関係が出来るのは、
やはり、
しんどさ、ツラさをまず
ちゃんと理解されているという安心感が
あってこそではないでしょうか。
傾聴でも記憶でも、
私の講座に来た時は、
安心して苦しんでいただきたいと思います(笑)
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「不安に寄りそうことで、生まれてくるものを信じる」
手出し、口出し、親切のし過ぎというのは
ある意味、相手を信用していないから
してしまうのではないかと思うのです。
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