最近、パソコンでやる仕事をたくさん抱えています。
特にホームページの更新やWebマーケティング関連の作業がたくさんあります。
パソコンの仕事というのは一度始めたらある程度完成するまでやめられないものも多く、
時間と気力を一気に失うので出来ればやりたくない、キライな作業です
・・・と言い続けていたのですが、
最近ふと、何でキライな作業をいっぱいしているんだろう???
と自分に疑問がわきまして。
「イヤならやめればいいのに、やめないのはなぜか?」
「そもそも、イヤなことを始めてしまうのはなぜか?」
自問してみました。
すると、確かにやっていることの多くは
「やらなくてはいけないこと」なのですが考えてみると、
他にもやらなくてはいけないことで放置してあることは山ほどあるわけです。
(例えば動画の作成とか)
同じやらなければいけないことなのに、実際に不満を言いながらやることとやらないことがある。
この違いは何か考えてみました。
すると確かにそこには、確かに違いがあることわかってきました。
キライだけれど出来ることとできないこと。
そこで気づいた3つの違いがありました。
キライだけれどやっていることとはつまり・・・
出来る能力を持っている
小学校2年生のことから自宅にパソコンある環境で育ちました。
当時としては比較的目づらしい環境です。
キーボード打ったり、basicというプログラム言語を使ったお遊びをよくしていました。
パソコンはもともと好きな方です。
大人になってWebの会社に就職したこともあり、
人並よりは少し毛が生えた程度の知識と技術を持っています。
「キライでも出来てしまうから放っておけない」
のでした。
ゴールが見えてしまう
知識と技術はあるので、作業の結果がどのような未来になるか?
イメージが見えてしまいます。
そして見えると動きたくなります。
知識、技術、イメージ力という能力を持っていることが、
そのことで、やりたいかやりたくないかにかかわらず、
体をパソコンに向けてしまうのです。
ただ仕事が進み完成したイメージが見えるだけでなく
そこからベネフィット(得られるもの)を期待している自分がいます。
しんどいだけで先が見えない作業は、ただの苦痛でしょう。
でも完成した後の世界から、自分が幸せになっている姿が想像できてしまうので、
作業そのものが苦痛でも、もう一歩前にやらざるを得ない気持ちになります。
では、作業そのものに幸福感がないのはなぜか???
本当になりたい自分になれる
結局のところ私には、それをこなせるある程度の知己と能力、
そしてそこから得られる未来へのイメージがあるから、
パソコンの仕事はキライでも前に進んでしまうのだと分かりました。
別の言い方をすると超積極的ではないにしても、
いわゆるゾーンに入るフロー状態に近づいてしまっているのだと分かりました。
●米国の心理学者チクセントハイミによるフロー状態の定義
1.明確な目的(予想と法則が認識できる)
2.専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。
3.自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
4.時間感覚のゆがみ(時間への我々の主体的な経験の変更)
5.直接的で即座な反応
(活動の過程における成功と失敗が明確で、行動が必要に応じて調節される)
6.能力の水準と難易度とのバランス(活動が易しすぎず、難しすぎない)
7.状況や活動を自分で制御している感覚。
8.活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
(引用:wikipedia)
この定義ではフロー状態は心地よいはずなのに、
なぜ私に「イヤ」という感覚があるのか、再度考えてみました。
結果、確かに私は作業中は、フロー状態に入ります。
でも、多くの場合、時間を忘れ、集中し作業を終えたあと、
現実に戻ってみると、まだほかにもやらなければいけないことが
山積みになっている現実に嫌気がさすのです。
パソコンの作業そのものがキライなのではなくて、
パソコンだけに集中すると、他のことがうまくいかなくなり
人生がうまくいかなくなることに失望して嫌気がさしているのでした。
(精神力も体力も使うし)
最後に
ここまで自分と対話を深めてみて、
「フロー状態に入れるものがあるなんてなんて幸せなんだろう!」
という風に、ととらえ方を180度転換改めることにしました。
私は本日「パソコン嫌い」は卒業し、「パソコン好き」であることを宣言します(勝手に)。
でも、今まで通り、パソコンのせいで人生がうまくいかなくなるのはキライな人間です。
キライと思っていた時は
「どうやってパソコンの作業を減らすか?」を考えていました。
でも捉え方を180度変えてたら、
「どうやったらパソコンに集中しても他の仕事もうまくいくか?」、
その方法を模索するようになりました。
物事のとらえ方(認知)が変わると、やるべきことも変わってきますね。
【この言葉を自分に言ってみよう!】
「いらないと思っているものは、本当はとても大切なものかもしれない」
親子、職場など、人間関係にも当てはまりそうです。
キライなものこそ、本当は自分にとってとても大切なものなのかもしれません。
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