正しくてもスッキリしない

いつもありがとうございます。

カレンダーを見て自分に「ツアーかよ!」と突っ込みを入れた、岩松正史です。

一か月で5都市を周って傾聴をお伝えしています。

一週間の出張から、久しぶりにわが家に返ってきた。

たった一週間離れただけで、

子どもたちが大きくなっているのが

面白いほどよくわかる。

子育ては、いつも近くにいるだけでなく

ときどき離れてみることで

幸せを感じることも多いと感じる。

夜、帰宅してリビングにあがったときのこと。

(我が家はリビングが2階)

ダイニングテーブルに目が行った。

見ると、黄色と赤と白の

「小麦粉」の大きな袋が偉そうに、

テーブルの中央を占拠していた。

お菓子かお好み焼きでも、作ったのだろうか???

「また部屋を汚している・・・邪魔だ」

と思った。

子どもたち(息子&娘)しかいない部屋で、

両方に聴こえる大きさの声で訊いてみた。

「小麦粉が出っぱなしなんだけれど。使ったの誰?」

するとすぐに娘が

「私が使った。ホットケーキ作った」

と言った。

そして、

そのまま黙りまたスマホをいじり始めた。

私は「そっか、娘が使ったんだなぁ・・・」と、

質問の答えに納得して、

その場を立ち去ろうとした。

・・・でも、

何かものすごくモヤモヤしていることに気がついた。

私は確かに「誰が使った?」と質問をした。

でも、

そんなことを知りたかっただけだろうか???

少し立ち止まって、自分の心の中を見つめ

そうではなかったことに気がついた。

私は「出しっぱなし」を解消したかったのだった。

だれが使ったのかを質問したのは、

本人に片づけさせるための

ただプロセスに過ぎなかったはず。

誰が犯人かだけわかっただけで、

小麦粉が置きっぱなしなら意味がない。

私が感じた違和感とは、

思わず名前を聴いただけで納得し

本題をスルーしてしまいそうになった

自分への違和感だった。

でも

自分の中の違和感に気付き、

消化している間にもう時間が

だいぶたってしまった。

もう私が子どもたちに質問した事実は、

もうだいぶ過去のことになっていた。

完全にタイミングを逸してしまった。

いまさら話をむしかえすのはバツが悪い。

目の前にはいるけれど、

意識はずっと遠くにいる

娘にはもう何も言わず、

自分にあきらめて、

自分で小麦粉を棚に片づけた。

【この言葉を自分に言ってみよう!】

「訊きたいこと、言いたいことをちゃんと言葉にするのは意外とムズカシイ」

娘は私の質問に正しく答えた。

でも、私が期待したことは叶わなかった。

その事実を振り返りつつ、

もしかしたら、日常生活の中で

相手に思いがちゃんと伝わらないのは

相手のせいだけでなく、

自分の中にある伝えたいことをちゃんと

自分が言葉にできていないのかもしない。

相手を責める前に、

自分の想いに気付くことが大切だと気がついた。

<お知らせ>

相手を思う気持ちがあるだけでは伝わりません。

気持ちを言語化してちゃんと伝える方法は

傾聴で学ぶことができます。
 ↓
http://bit.ly/2qvtDuo




logo1

■ 傾聴

傾聴1日講座(基礎) /毎月開催中
認定傾聴サポーター養成講座 /毎月開催中

■ 無料メール講座

傾聴のつぼ入門編
記憶のつぼ入門編

■ 岩松正史の記憶法関連

初心者のための記憶術
アクティブ・ダイエット

■ 著書

聴く力の強化書 /3刷 自由国民社

■ メルマガ

メルマガ「毎日2分!傾聴三昧」

PAGE TOP