「将来の夢があるって素晴らしい!」確かにそうです。
でも、その前に一つ大切なことを忘れていませんか?
・・・
そもそも、私が日本傾聴能力開発協会を設立した目的は、
「せっかくこの世に生まれたわけだから、この世に生きた証を残したい」
「生きている限りは、邪魔ものだったと思われずにすむ存在でありたい」
そんな思いを掘り下げていった結果、
「私は、自分の子どもが好きだから、子どもの未来が明るくなるのに役に立つ人間でありたい」
「自分の子どもだけでなく、すべての子どもの笑顔でいられる役に立ちたい」
「私がこの世にいたおかげで一人でも、一秒でも、未来の子こどもたちの笑顔が増えるのに役立ちたい」
「でもそんな大それたことができる能力はない。一人ではたいしたことはできない」
「でも自分13年やってきた傾聴がある。だから傾聴を使って、仲間を増やして100年後の子どもの笑顔が増える何かがしたい」
それが最終的には、協会の理念に掲げている、
「まず自分から。聴く人が楽になることで、私の笑顔を100年後の子どもたちの笑顔につなげるという方法で社会貢献をする」
になったのです。
・・・
前置きが長くなりましたが、いまの私の夢は、100年後の子どもたちの笑顔を増やすことであります。
夢があるっていいですね。
脳は夢を持った瞬間に喜びを感じ始めるものなので、喜びが多い人生が多い人生がいい人生だと思うなら、夢は叶っても、叶わなくても、持っていたほうが得であります。
夢があるって素晴らしい!
確かにそうです、でも・・・
そもそも、
「なぜその夢を持つことができたんだろう???」
そんな疑問がわいてきまして。
自分の中を探してみました。
そうしたら、とても根本的な、あることがあったから、いまの夢を持つことができたことに気がついたのです。
その「とても根本的なこと」とは・・・
「私の家に、子どもが来てくれたこと」
です。
実際なってみないと分からないことですが、身近なものから気づきや学びを感じ取りやすい私の性格からして、もし自分に子どもがいなかったら、ここまで子供好きにならなかったような気がします。
うちの2人の子どもを見ているから、わしがいなくなった後も、その子たちが安心して笑顔で暮らせる地球であって欲しいなと願うようになったのでした。
・・・ということは、いまの私は将来の夢を持っている幸せ者であると同時に、すでに子どもが欲しいという夢をすでに叶えた人でもありました。
一つの夢を叶えたからそこ、次の夢を持つことができている事実に気がついたのです。
その欲求の源泉がポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、
「ああなりたい、こうなりたい」
「ああしたい、こうしたい」
もっといえば
「ああなりたくない、こうなりたくない」
「あれはしたくない、これはしたくない」
という逆説的なものも含めて、夢や願望を持っている人は多いでしょう。
でもその夢や願望は、すでにいま満たされている何かがあるからこそ、持てる欲求でしかありません。
例えばわかりやすいところでいうと、会社の上司に不満を持てる人は「就職したい」という欲求を叶えられたから、その不満という欲求を持つことができます。
仕事がなく、日々ご飯に食べることにも困っている人は上司への不満を持つことはありません。
未来に夢や希望を持つことは大事です。
ツラいことがあっても前だけむいて進む姿勢も大事でしょう。
でも、そのことと合わせて忘れてはいけないのは、すでに叶っている夢がある事への感謝かなと。
より良くなることだけを考える人生では、どこまで行ってもアリ地獄。
ゴールがなくて苦しくなります。
でもすでに手に入れている物への感謝は、しようと思えばいますぐできます。
「叶った夢は過去のこと」にしてしまって、お払い箱にするのはもったいないです。
未来への希望は、過去への感謝があるとさらに強まるでしょう。
私が夢をいま夢を持てるのは、叶えてもらった夢がたくさんあったからだなと。
なので、もしいま夢が持てないとか、夢への気持ちが弱いと感じている人がいたら、未来の夢について考えるのといったん止めて、過去に叶えてもらった夢への感謝をしてみるのがおすすめです
過去への感謝が強まるほど、未来の夢への思いも強くなるでしょう。
いまもっている夢の手間にあった夢を、もう一度見直してみましょう。
先のことが考えるのがしんどくなったら、過去に感謝できることを探してみるといいかもしれません。
<お知らせ>
100年後の子どもたちの笑顔を増やすための傾聴力を身につける。
私の夢の続きに参加したいと思ってくださる方は、
11月23,24,25日の3日間で開催される
傾聴サポーター養成講座にお越しください。
あなたが楽な気持ちで身近な人の話を聴ける人になることが、
未来の子どもたちの笑顔を増やす、社会貢献になります。
↓
http://bit.ly/2qvtDuo
■傾聴の参考になる動画
心理学的な傾聴の説明をゆっくり学べます
→ 諸富祥彦の傾聴のねっこ(動画)